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株式会社シムトップス ZAC導入事例

  • ソフトウェア受託開発業
  • 従業員数31〜50名
  • 未来の売上・利益予測
  • スピーディな原価計算
  • 紙やExcelからの脱却
  • 関東地方

「IoTビジネス」進出の好機を逃さない
攻めの事業拡大を支援するZAC

"ZACによってさらなる事業拡大が可能になりました。当社の事業をドライブさせる上で、非常に重要な役割を果たしてくれたと思います。"
──取締役 技術統括担当 向山修 様

株式会社シムトップスは、製造業向けソリューションを提供する社員数40名程のシステム開発会社です。2014年に販売開始した新製品「ConMas i-Reporter」が想定を遥かに上回る受注となった同社は、急増する受注に対応するためノンカスタマイズでZACを導入。ZAC Enterprise(以下、ZAC)導入による効率化でIoTビジネスへの注力が可能になるなど「さらなる事業拡大が可能になった」と語る同社の取締役・向山様に、ZACの導入効果をうかがいました。

受注の急増により、手作業での事務処理が限界を迎えつつあった

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オロ:シムトップス様の事業内容を教えてください。
向山様:日本初の個別受注生産向け生産スケジューラ「DIRECTOR」の開発・販売からスタートしたシステム開発会社です。おかげさまでDIRECTORはトヨタグループなど主要自動車メーカーをはじめ多くの企業様に採用されており、「個別受注生産向け生産スケジューラといえばDIRECTOR」と言われるまでになりました。
新製品開発も積極的に行っていまして、2014年には多様な業種に対応した現場帳票のペーパーレス化ソリューション「ConMas i-Reporter」を発売しました。i-Reporterはすでに608社に採用いただいており(2017年2月現在)、想定を上回る受注ペースで推移しています。
オロ:システム導入のきっかけを教えてください。
向山様:今お話したi-Reporterの好調な受注がシステム導入のきっかけです。以前の当社は事務処理のほとんどをExcelやメールによるマニュアル処理で行っていました。受注→開発→納品→売上計上→請求など、業務プロセスが進むたびにExcelやメールで担当部門への業務依頼を行うため、社内の至るところで転記が発生していました。
しかし、i-Reporterの受注が想定以上に伸びたため、これまでのマニュアル処理ではオペレーションが回らなくなりつつありました。事務処理の漏れや入力ミスのリスクも顕在化していましたが、それをベテラン経理担当者の職人的な技でなんとか乗り切っている状態でした。i-Reporterの受注はその後もさらに伸びることが予想できたので、この状態を打破するため早急にシステム導入の検討を開始したのです。

企業としてさらに成長するため、正確かつタイムリーな原価計算を行いたい

オロ:その他にシステム導入で解決したい課題はありましたか?
向山様:業務処理の効率化と同時に、正確かつタイムリーなプロジェクト原価計算を実現したいと考えていました。以前の原価計算はあくまで財務諸表を作成するために行うもので、管理会計や経営判断のために行うものではありませんでした。そのため、半期や決算期末のタイミングに、複数プロジェクトの原価計算をまとめて行うような状態だったのです。会社をさらに成長させていくためにはプロジェクトごとの損益管理をしっかりと行い、それによって経営判断、業務改善、人事評価を推し進めていく必要があります。企業としてひとつ上のステージに行くためにも、正確な作業工数に基づいた原価計算を月次で行っていく体制を実現したかったのです。プロジェクト原価計算と事務処理の効率化、大きくこの2つがシステム導入のゴールでした。

ZACはユーザーにとって"必要な機能"が"必要な場所"にある

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オロ:ZAC導入の理由を教えてください。
向山様:システムに求める要件は明確でした。「プロジェクト原価計算ができること」「クラウド型であること」「財務会計システムと連携できること」の3つです。
当社営業員は遠方出張が多く週の大半は外出しているので、わざわざ会社に戻らなくても出先や自宅から利用できるクラウド型のシステムであることは必須でした。財務会計との連携については急増する受注に対応するための要件で、システムで行った業務処理が自動的に会計仕訳として起票され、それを財務会計に連携することができれば経理業務の負担を大きく減らすことができると考えたのです。
ZACはこれら要件をすべて満たしていましたし、「コテコテ」していないところが好印象でした。パッケージシステムは何かと多機能・高機能を売りにしますが、不必要な機能が前面に出ていると逆にユーザーの混乱を招きます。ZACは必要な機能が必要な場所に配置されており、社員の混乱も少なくスムーズに導入できそうだと感じました。
最終的な決め手は導入までの期間です。システム選定中にも受注がどんどん増えていたのでとにかく早くシステムを稼働させたかったのです。ZACは標準機能が充実していたのでノンカスタマイズで導入することができ、「6ヶ月以内に稼働」という要件にも対応することができました。

急増する受注にも、余裕を持って対応できるオペレーションが確立

オロ:ZAC導入後の効果を教えてください。
向山様:まずはなんといっても急増する受注に対応できるようになったことです。ZAC導入後は受注以降すべてのプロセス(受注、発注・仕入、売上計上、請求、債権・債務管理)をシステムで行うようになりました。一度データを入力すれば転記の必要なく次のプロセスにデータが活用できるので、受注が増えても余裕をもってオペレーションを回せるようになりました。個人のスキルや判断に依存していた部分がZACで標準化されたので教育や引き継ぎもしやすく、繁忙にあわせてオペレーターをスポット的に増員するといったこともしやすくなりました。
業務の標準化とあわせてワークフローが整備されたことで意思決定のスピードもアップしています。今まで営業社員は上長と対面して決裁を仰ぐことがほとんどでしたが、ZAC導入後はシステムから直接見積や受注などの承認依頼を飛ばせるので全体として意思決定のスピードが早くなりました。ZACからの承認依頼が誰か一人に集中すると決裁が滞るため、最終承認の前にマネージャーの中間承認を入れるなどの工夫をしてうまく負荷分散させています。

月額利用料の請求など、毎月大量に発生する経理業務がスムーズに

オロ:経理業務にはどんな効果がありましたか?
向山様:ZACには「定期案件登録」という機能があって、決まったタイミングで売上計上・請求をくりかえす継続契約のオペレーションを自動化することができます。当社の場合、定期保守サービスやクラウドサービスの利用料請求がそれにあたり、以前は毎月200件近くの請求書をExcelで作成していました。ZAC導入後は請求書発行のタイミングになると対象案件をZACが自動的に通知してくれるので、経理担当が行う処理は請求書印刷くらいになり、業務負荷が大幅に軽減しました。
請求以外にも、仕入、売上計上、支払、入金確認など必要な経理処理はZACがすべて通知してくれるので、それらを確実にこなしていけばどんなに大量の受注があっても処理が漏れる心配はなくなりました。最終的にこれらの処理がすべて自動的に会計仕訳として起こされるので、経理の効率化では期待以上の効果がでています。

システムの締め処理を行うだけで、プロジェクト原価計算が完了する

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オロ:プロジェクト原価計算ではどのような効果がありましたか?
向山様:ZACの場合、工数入力でも出張旅費の精算でも、必ずプロジェクトNo.を指定して入力するので、プロジェクトの原価がリアルタイムに1か所に集まるようになりました。以前は社内サーバにあるいろんなExcelから原価データを集めて、整理して、転記してと情報収集だけでも数日かかっていましたが、今では毎月末にシステムの締め処理を行うだけで最新のプロジェクト原価が算出されます。これは格段の進歩ですね。
ZACの場合、引合段階からプロジェクトとして登録し作業工数を記録することもできるので、正式な契約前なのに工数が発生しているような案件もチェックできます。大きなロスにつながるようなリスクを事前に管理できるようになったことは大きな変化です。
オロ:予実差異分析や、作業工数の分析などはされていますか?
向山様:工数分析に基づいた業務改善は今後取り組んでいきたいテーマです。たとえば、お客様からの問合せ対応はすべて工数として記録していますが、その発生原因がシステム不具合によるものなのか、単純な操作方法の質問なのかがわかれば問い合わせ自体を減らすことができると考えています。導入から1年が経ちZACへのデータ入力はだいぶ定着してきたので、今後はその入力データを分析して、業務にフィードバックができる仕組みを整えていきたいです。

透明性のある経営数字が、経営層に与えるインパクトは大きい

オロ:経営判断や管理会計ではどのような効果がありましたか?
向山様:今、経営会議の資料はほとんどZACから出力されています。ZACのデータは標準化された業務プロセスの上でワークフローによる統制が利いた状態で入力されているので、これまで手作業で作り上げていたExcelの経営数値とは信憑性がまるで違います。受注件数、セグメント別の売上集計、プロジェクト別の作業工数・原価・利益など、一切ごまかしのない経営数字が経営層に与えているインパクトはかなり大きいものがあります。
数字の「見える化」は現場社員にも影響があります。たとえば年度末の追い込みの時期などは、ZACの見込案件の中から受注確率Aランクのものをフィルタリングして「この案件だけは絶対に取ろう!」と具体的な案件をベースに指示できるようになりました。自分たちが日々入力しているデータに基づく業務指示や目標の共有なので、社員側の意識も行動も今までとは大きく変わったのではないかと思います。

ZACの導入によって、さらなる事業拡大が可能になった

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オロ:最後に、ZACをご評価いただけますか。
向山様:「もしZACを導入していなかったら、今頃どうなっていたんだろう?」というのはみんなでよく話しますよ。ZACがなければi-Repoterの好調な受注をさばき切れなかったでしょうし、それが業績に与える影響も大きいものになっただろうと思います。
今、当社ではi-Reporterの次の一手として「MC-Web CONTROLLER」というIoT製品の営業体制を整えつつありますが、ZACがなければ今このタイミングで次のビジネスの準備を行うことはできなかったと思います。ZACがあることでさらなる事業拡大が可能になりましたし、当社の事業をドライブさせる上で非常に重要な役割を果たしてくれたと思います。
オロ:本日はありがとうございました。

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ZACはIT、クリエイティブ、コンサル業をはじめとした知的サービス業を中心に950社を超える企業様に導入いただいています。
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株式会社シムトップス 会社概要

事業概要:
株式会社シムトップスは、日本の製造業をささえる製造機械、生産設備、試作、工機、金型などの個別受注生産の工場のお客様の生産管理、工程管理の悩みを少しでも解決し、「役に立つことができる」「貢献することができる」「喜んでいただくことができる」製品とサービスを提供することを目指しています。個別受注生産向け生産スケジューラ・生産管理システム「DIRECTOR」、ペーパーレス『現場帳票』 記録・報告・閲覧ソリューション「ConMas i-Reporter」、既存の機械設備から工事レスで稼働状況を収集・可視化・分析するためのIoT「MC-Web CONTROLLER」の3つを軸に、日本の製造業を世界No.1にするためのソフトウェア開発を行っています。
所在地:
東京都目黒区中目黒2-6-20京急イマスビル6F
URL:
https://www.cimtops.co.jp/
設立:
1991年10月
社員数:
40名(2017年2月時点)
インタビュー協力:
取締役 技術統括担当 向山 修 様

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