Google アナリティクスのヒット送信件数とは?|Sunfish Google アナリティクスのヒット送信件数とは?|Sunfish

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Google アナリティクスのヒット送信件数とは?|Sunfish

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< ヒット送信件数 > Number of hits

< ヒット送信件数 >では、該当のプロパティで収集されたヒットが 900 万ヒットを超えて集計されているか判断をおこない、その結果を表示します。

◆ チェック結果の確認方法

[設定状況をチェック(ボタン)] を選択した後、重要を意味する Notice 配下の < ヒット送信件数 > のカード内に結果のコメントが表示されます。

結果にはそれぞれ、下記に記載のコメントが表示されます。

ヒット送信件数

< 900 万ヒットを超えず集計されている場合のコメント >

ヒット送信の件数に大きな問題はありません。

< 900 万ヒットを超えて集計されている場合のコメント >

過去30日間に900万件以上のヒットが送信されています。1,000万件以上のヒットを処理するにはGoogleアナリティクスプレミアムの利用が推奨されています。

◆ ヒット送信件数の重要性

まず、ヒットとは Google アナリティクス が処理するデータの最小単位で、さまざまなユーザーのインタラクションをヒットとして処理することで WEB サイトやアプリなどの解析を可能にします。このヒットは、下記に記載のヒットタイプが対象となります。

< ヒットタイプ 例 >

  • ページビュー/スクリーンビュー 計測のヒット
  • イベント 計測のヒット
  • e コマース 計測のヒット
  • ソーシャル インタラクション のヒット
  • 例外計測 のヒット
  • ページの読み込み速度 計測のヒット
  • など

Google アナリティクス は、通常版と有償版の 2 種類のサービスを提供しており、通常版であれば、1,000 万ヒット / 1 か月を上限として無償で利用することができます。
つまり、上記のヒット数を超える場合には有償版へのアップグレードが必要となります。
(参照:Google アナリティクス利用規約

ヒット数の概算は、管理画面のプロパティ配下にあるプロパティ設定にて、過去 1 日 / 1 週間 / 1 か月間の 3 種類の期間から把握することができます。

< プロパティのヒット数 | プロパティ設定 >

プロパティのヒット数

なお、表示されるヒット数はあくまでも概算であり、ヒット数はあくまでもプロパティレベルで収集されたデータが対象となります。

上記から、ビューフィルタによってヒット数がフィルタリングされてしまった場合でもヒット自体は収集されています。また、500 ヒット / セッション や 20 万ヒット/ 1 日を超える場合にも管理画面に数値が表示されない場合があります。

冒頭でひと月のヒット数が 1,000 万を超えた場合には、有償版へのアップグレードが必要と記載しましたが、収集するデータがアップグレードする費用に見合わない場合には、クライアント側でヒット数を 1,000 万ヒット未満に抑える対応が必要になります。

< 1,000 万を超えた場合の対処方法 >

  • 有償版へのアップグレード
  • クライアント側でヒット数を抑える施策をおこなう

クライアント側でヒット数を抑える場合にはいくつか方法がありますが、まずは、サイトやアプリの収益に対して効果の薄い計測施策を洗い出し、計測方法の再検討をすることをおすすめします。 例えば、ページの閲覧時間を把握するために秒単位でイベントを送信している場合には、ページビューに比例してイベントの送信数は増加していきます。こういった場合には、全体のヒット数を予測しながら送信間隔を延ばすことで、ヒット数をおさえることができます。
また、カスタム速度を送信する場合にも、すべてのページで計測するのではなく調査対象ページを決めて計測したり、サンプルレートを設定している場合にはサンプリングの精度を加味しつつ最低限のレートに抑えることをおすすめします。

続いて、不要なヒット数の送信を削減しても 1,000 万ヒット / 1 か月を超えてしまう場合には、計測する範囲を分割することをおすすめします。
計測範囲の分割方法はビジネスによってことなりますが、ドメインやディレクトリレベル、サービス単位での分割をおすすめしております。なお、計測する範囲を分割する場合には、新規で "分割する範囲" を計測しはじめるため過去のデータを新しいプロパティへ移行することができないことを十分にご留意ください。(

※ 有償版では別のアカウント配下へプロパティを移動することができます。

ビジネス上計測範囲の分割が難しい場合や特定のページでヒット数が超えている場合には、ヒットを送信するタイミングでサンプリングして送信することもできます。この場合は、収集の段階でヒットを間引いて送信をしているため、サンプルからはじかれたデータをレポートから把握することができないためご留意ください。また、一貫して矛盾のないデータをレポーティングするためには、サンプルサイズを一意の値にする必要があるためご留意ください。

解析基盤の構築やヒット数の超過で不安がございましたら弊社までお問い合わせください。

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