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株式会社インフォバーンへの導入実績

Web制作 株式会社インフォバーン ZAC導入事例

オウンドメディア構築、コンテンツマーケティングに定評のあるインフォバーン。ZACによりWeb業界特有の課題「利益予測」「採算意識」「人材定着」の解決に取り組む。
「ZACにより数カ月先の営業利益まで見えるようになりました。売上、原価、業務時間データなど、利益管理に必要なデータがすべて入っているからこそだと思います。」
― 執行役員/経営管理部門長 木田 雪生様

株式会社インフォバーン

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オウンドメディア構築、コンテンツマーケティングに定評と実績のある株式会社インフォバーン(以下、インフォバーン)。同社では従業員規模50名前後の段階からERP導入を開始しており、近年では業績拡大にともないERPをさらに高度に活用する取り組みを始めている。

その取り組みは非常にユニークで、経営判断への活用以外に、従業員の採算意識向上や、働きやすい環境づくりにもZACが活用されているという。同社の執行役員であり経営管理におけるキーマン・木田雪生氏に、インフォバーン流ERP活用法について話を伺った。

3ヶ月先の利益を予測し、業績の「山と谷」を乗り越える

オロ:木田様はインフォバーンの経営管理部門責任者として、日々どのようにZACをご利用になられていますか?
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木田様:インフォバーンに限らず、Web業界では四半期末に納品が集中するので、3ヶ月ごとに業績の「山」と「谷」を繰り返すケースが多いのです。たとえば1月、2月には制作原価が先行して発生するので「谷」の時期、3月になるとそれらの制作案件が売上計上を迎えるので売上、利益ともに「山」の時期を迎える。これをクォーターごとに繰り返すわけです。
ですから、向こう3ヶ月間の業績予測がわかれば、たとえば営業部門は新規受注に向けたアクションの必要性を判断できますし、私のような経営管理部門の場合には、業績がキャッシュフローに与える影響を考慮することができる。2011年に着任してまず着手したのが、ZACのデータを元に業績の先読みを行なう経営管理資料を作ることでした。
オロ:具体的にどのような経営管理資料なのでしょうか?
木田様:インフォバーンのZACには、これから受注や売上計上をむかえる案件のデータが現場担当者によって日々入力されています。まずここから受注済の案件と受注確率50%以上の見込案件を抽出して、売上予定金額をはじき出します。このデータに、同じくZACに入力されている外注費、労務費、経費、共通費、販売管理費の原価データをぶつけると、向こう数ヶ月間の月別営業利益の予測値が見える。これをグラフィカルな体裁に整えて、取締役会に経営管理資料として提出しています。
労務費や販管費等には予測値を用いていますが、1ヶ月先の営業利益の着地見込にほとんどブレはないですね。だいたい誤差は5%から10%の範囲内に収まっています。全社単位はもちろん、セグメント別の売上予実対比、利益予実対比も出力できるので、どのセグメントが強いか弱いか、というモニタリングもしています。
以前のインフォバーンは売上計上主義で、それを改めたくても月次締めから1ヶ月遅れでやっと利益がわかるようなオペレーションでした。ZACを活用することで数ヶ月先の利益予測まで見えるようになりましたし、一ヶ月先の着地見込であればかなりの精度で把握できる。これは本当にZACのおかげといえますね。
河村様:ZACをベースにした経営管理資料の整備を始めてから、分析や先読みの精度は確実にレベルが上がりました。経営管理部門では先々のキャッシュフロー予測の精度がかなり向上しましたし、経営陣が経営戦略を打つタイミングも明らかに早くなったと感じています。

クリエイティブ系社員に「採算意識」を根付かせるインフォバーン流教育プログラム

オロ:インフォバーンではZACを社員教育にも活用しているとうかがいました。具体的な活用方法はどのようものでしょうか?
河村様:ZACのプロジェクト利益管理画面は、発生する売上、原価、利益を一画面ですべて把握できますし、作業に費やした時間も労務費としてコストに換算されて表示されます。データはそれぞれ当初予算と実績をおさえていて、それがわかりやすく収まっているので、新入社員に数字の意識を持ってもらうにはすごく良いツールだと思います。
インフォバーンでは、コンテンツディレクターなどの編集系職種にも利益管理の権限を持たせていますが、編集畑出身の中途社員の場合、これまで業務において利益管理に携わった経験がほとんどないケースもあります。そのような場合でも、ZACのプロジェクト利益管理画面を見れば、自分がやっている仕事の売上、外注費、そして自分の労務費などの原価がすべて見えるので、損益意識を身に付けるための導入としては非常にわかりやすいと考えています。
木田様:これが今年のインフォバーンの新入社員教育プログラムです。(モニタに表示された教育プログラムスケジュール表を示しながら)ここに書かれているように「入社式」が終わるとすぐに「ZAC入力」「経営戦略」「管理会計の基礎」と続く。「管理会計の基礎」ではZACのデータを元にしながら、インフォバーンの利益構造やP/Lの考え方を講義する内容になっています。
教育では、損益意識を身に付けることも目的ですが、新入社員が経営数値を理解して「これだけの利益が見込めるからこの事業をやりましょう!」とボトムアップの提案ができるレベルになることを期待しています。こういった教育ができるのも、売上、原価、従業員の業務時間など、利益管理に必要な要素がすべてZACに入っているからこそだと思いますよ。

「離職率低下」「人材定着」にもZACのデータを有効活用

オロ:2011年の着任時、ZACをはじめてご覧になった時の印象はいかがでしたか?
木田様:以前在籍した会社で使っていたERPはユーザビリティがあまり考慮されておらず、従業員からの評判がものすごく悪かった。それに比較するとZACは相当使いやすい。特にデータエントリーは他のERPに比べて非常にやりやすいと思います。
インフォバーンではデータに基づいたPDCAをとても大事にしています。データを元にした分析・反省だからこそ、みんなが納得して次のアクションに取り組むことができるわけです。その元となるデータが入力しやすい、過去データが参照しやすい、というのはERPにおいてとても重要な要素だと思います。
オロ:ZACのデータを活用したPDCAの事例を教えてください。
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木田様:たとえば、インフォバーン各社員の月別業務時間数をプロジェクトに投入した時間とそれ以外に色分けして、グラフに一覧表示した資料を作成しています。これは、ZACの勤怠管理ライセンスから出力したデータを元にしています。
この資料は、各社員がプロジェクトに投入する時間を増やすための意識付けにも使われていますが、一番の目的は、業務負荷が集中していて過重な長時間労働を行っている社員をケアすることにあります。インフォバーンでは"残業は美徳"といった考えをなくしていきたいし、社員には働きやすい環境で効率よく働いてもらいたい。長く働き続けられる会社にしていくことが理想ですね。

インフォバーンの離職率は、Web業界の中でかなり低い水準にあると考えています。社風や社員の人柄など様々な要素があると思いますが、ZACのデータを元にした分析も働きやすい環境づくりに寄与していると思いますよ。

オロ:最後に、仮に明日からZACがなくなったとしたら、みなさんの業務はどのように変化しますでしょうか?
河村様:インフォバーンはグループ全体100名ほどの社員数で、経理は私を含めて2人の担当で回しています。仮にZACがなくなったとしたら......もう、泣けますね(笑)。経理業務はおそらく回らないでしょうし、冒頭に申し上げた業績の先読みもままならなくなるでしょうね。
木田様:そうですね、自分たちが儲かっているのか儲かっていないのかもすぐにはわからない状態になると思います。ZACがインフォバーンに果たしている役割はとても大きいと思いますよ。

オウンドメディア構築・運営に強みを持つインフォバーン

オロ:最後にインフォバーンの強みについて教えてください。
木田様:一般的なWeb制作会社の場合、Webディレクターと呼ばれるポジションの人材を多く抱えていますが、インフォバーンではWebディレクター以上に、コンテンツディレクターというポジションを多く擁しています。これは企画・編集専門の職種で、コンテンツの中身をいかに面白く、楽しいものにするかを追求する仕事です。
今、企業のコミュニケーション戦略では、企業自身がメディアを持ってお客様に情報発信していくオウンドメディアがトレンドになっています。オウンドメディアの場合、成果を出すためにはコンテンツの企画力、編集力が高いレベルで求められますので、そのようなニーズに対してインフォバーンはとても相性がいい。
元々『サイゾー』(2007年に事業譲渡)などの雑誌もやっていましたし、グループ会社のメディアジーンでは『GIZMODE』『lifehacker』などのメディア運営をメイン事業としています。人々と企業のコミュニケーションを活性化するメディア運営の実績、ノウハウ、これが当社の一番の強みだと思います。
オロ:本日はありがとうございました。

株式会社インフォバーン 会社概要

事業概要:
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インフォバーンは、創業時からオウンドメディアを提唱してきたデジタル・エージェンシーです。「コンテンツセントリック」の考え方のもと、企業のメディア戦略・コンテンツマーケティングをサポート。アプリ、Webなどデジタルメディア領域全般において、プランニング、デザイン、サイト構築・運用、プロモーションまでをワンストップで提供します。
所在地:
〒150-0044 東京都渋谷区円山町23-2アレトゥーサ渋谷 1・2F
URL:
http://www.infobahn.co.jp/
設立:
1998年10月
社員数:
97名(うち正社員85名)※2014年5月31日現在
インタビュー協力:
執行役員/経営管理部門長 木田 雪生 様
経営管理部門 財務経理ユニット長 河村 真由香 様
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