• HOME>
  • 導入事例>
  • デジタルマーケティング業 株式会社アイ・エム・ジェイ ZAC導入事例

株式会社アイ・エム・ジェイへの導入実績

デジタルマーケティング業 株式会社アイ・エム・ジェイ ZAC導入事例

IMJの強さを支える「プロジェクト収支管理」
"ZACによってプロジェクト収支の肝である労務費の管理精度が飛躍的に向上しました。"
―執行役員CFO 中村 謙太郎 様

株式会社アイ・エム・ジェイ

日本を代表するデジタルマーケティングカンパニーの株式会社アイ・エム・ジェイ(IMJ)。同社はZAC導入により、作業工数と勤怠時間が100%一致する精度の高い工数管理と、実際の給与データを1円も違わず正確に原価配賦するプロジェクト収支管理を実現しています。同社の経営にZACはどのように貢献しているのか、導入を主導した執行役員CFO 中村様にお話をうかがいました。

グループ内の経営統合をきっかけにシステムリプレイスを決断

imj1
オロ:システム導入のきっかけを教えてください。
中村様:IMJにはかつてIMJモバイルというグループ会社があり、2011年にこの2社を同じビジネスユニットとして管理会計を統合させる方針になったことがシステムリプレイスのきっかけでした(※株式会社IMJモバイルは2012年にIMJに吸収合併)。
それまで両社は別の基幹システムを利用していたので、経営指標が作成される前提条件や計算ロジックが異なりました。この状態で管理会計を統一することには限界があったため、2社の管理会計および業務を統合できる基幹システムの導入を考えました。 こうした経緯から、新システムには2社が持つ複数のビジネスモデルや業務フローをひとつのシステム内で柔軟に管理できること、それによってさまざまな効率化が実現できること、この2つを大前提の要件としました。
新システムに求めたもう一つの大きな要件は、プロジェクト収支管理です。会社の収支は個別プロジェクトの収支の積み上げですので、それをきちんと管理していくことは経営改善に直結します。しかし、以前のIMJでは正確なプロジェクト収支管理の前提となる「工数管理」と「労務費の集計」に課題を抱えていました。この2つの課題への対応もシステム選定で重視したポイントです。

作業工数と勤怠時間の"100%一致"を目指す

オロ:「工数管理」の課題とは、どういったものですか?
中村様:プロジェクト別の正確な作業工数の集計ができないことです。当時使用していた工数管理システムでは、社員の入力内容をコントロールする仕組みがありませんでした。極端な例ですが、月の勤務時間が160時間であっても作業工数を1時間と入力できてしまいましたし、それによってプロジェクトに配賦される労務費も実態とかけ離れたものになってしまう可能性がありました。
この状態を解決するには、工数管理と勤怠管理を別々にするのではなく、作業工数がそのまま勤怠時間と100%一致するような仕組みにすることが必須だと考えました。そこで、新システムの要件に「工数管理と勤怠管理の連携ができること」というものを加えました。これはプロジェクト収支管理だけでなく、部門収支・全社収支にも影響するとても大事な要件でした。

プロジェクト収支に信憑性がないと、利益率の改善もままならない

オロ:「労務費の集計」の課題を詳しく教えてください。
中村様:以前のIMJでは、作業工数に1時間あたりの予定原価を掛けてプロジェクト別の労務費を計算していました。しかし、管理監督者や裁量労働制のもとで働く社員の場合、月の給与が固定費に近いので、頑張って多く働いた月には実際の給与以上の予定原価が案件に配賦されてしまうのです。IMJほどの規模になるとそのズレが見過ごせないほど大きなものになるのですが、以前のシステムにはこの問題を回避する仕組みがありませんでした。
「きちんと工数を入力して、プロジェクト収支を正確に算出し、たとえ1%でもいいから利益率を改善していこう!」と号令をかけているのに、プロジェクトに配賦される労務費が概算値でざっくりしたものであったとしたら、社員が正確に工数を入力するモチベーションは薄れてしまいます。その結果、個々のプロジェクト収支は信憑性に欠けたものになり、利益率1%の改善すらおぼつかなくなる。実態に近い「労務費の集計」というのは、新しいシステムで実現したいポイントでした。

実際の給与データを、1円単位で正確にプロジェクトに配賦したい

中村様:理想としては、予定原価ではなく実際に支払われた給与で労務費配賦が行われるべきです。でも、以前の体制ではそんなことはまず不可能でしたし、給与計算や財務会計の機能を内包していない独立した管理会計システムで実現するのは困難と考えていました。ですから、より正確な「労務費の集計」が実現できれば予定原価での労務費配賦でもよいと考え、RFPにはそのように記載しました。しかし、システム選定を進めるうちにZACなら実際の給与データを用いて労務費の配賦ができると知り、「それはぜひ実現したい!」と考えたのです。
なぜならば、「みんなが入力してくれた工数に基づいて、実際の給料を1円のズレもなく正確にプロジェクトに配賦しています」という説明が社内にできれば、プロジェクト収支の信憑性は一気に高まります。その結果、不正確な工数入力の抑止だけでなく、正確な工数入力によって業務改善の手がかりを得ようという前向きな意識が現場に生まれるのではないか、と考えたのです。正しい経営数値を得るためにも、実給与での労務費配賦はぜひ実現したかったポイントです。
IMJ4

標準機能の充実と、柔軟なカスタマイズ性がZAC選定のポイント

オロ:ZACを選定した理由を教えてください。
中村様:IMJのビジネスへの親和性の高さに加えて、標準機能が充実しつつ、カスタマイズも可能なパッケージである点を評価しました。IMJとIMJモバイルの業務統合という難しい要件についても、他のベンダーさんが難色を示すなかで、オロさんは「やります」と自信を持って言ってくれました。その積極的な姿勢も含め、総合的に評価してZACを選定しました。
工数集計については、たとえば勤務時間を8時間と入力すると、その内訳をすべて工数として入力しなければ勤怠を登録できないというコントロールが、ZACでは実現できるようになっていました。この「工数管理と勤怠管理の連携」と、先程申し上げた「実際の給与データによる労務費の配賦」。この2つの仕組みがZACによって実現したことで、現在IMJの作業工数入力率は100%になっています。労務費のコントロールがプロジェクト収支管理の肝であるIMJにとって、これはとても大きな変化でした。

赤字プロジェクトを未然に防ぐマネジメントを実現

imj2
オロ:実際のプロジェクト収支管理にZACはどのように活用されていますか?
中村様:月末にZACを締めて給与計算を行い、実給与データを含む原価の配賦処理を行うと、プロジェクトの仕掛原価がZAC上に反映されます。たとえば納品まで6か月を予定しているプロジェクトで現在3か月が経過していると、3か月経過時点の仕掛原価と、向こう3か月分の予定原価がミックスされて、最終的な利益の着地見込がZACに表示されるのです。
各部門長は自部門の案件データをZACから出力して、仕掛原価や利益着地見込が予定から大きくブレているものに関して部門内で情報共有し、早めのリソース調整を行うなどの対策を週次で回しています。こうすることで赤字リスクのある案件を早期に発見し、全体的な利益率の向上に貢献しています。
工数入力率が100%になったことで、精度の高いプロジェクト収支データをタイムリーに入手できるようになったことは、プロジェクト管理上の大きなメリットでした。

ZACのデータは日々の意思決定にフル活用されている

オロ:プロジェクト収支管理以外では、ZACをどのように活用されていますか?
中村様:ZACから出力した数字をベースに、本社共通費などの財務会計システム側で持っている数値を組み合わせた部門別PLをExcelで作成しています。順番として、まずは年度予算を作り、それを費目別、月別、部門別に展開します。その予算に対する実績データにZACから出力されたデータと財務会計システムのデータを投入し、部門別損益の予実管理資料として使用するのです。
ZACのデータは、マネジメント層から部門長まで、経営戦略会議や取締役会などさまざまな意思決定に活用されており、社内の勘定系のデータはZACに集約しています。また、ZACはもともと非常に多岐に渡る帳票出力の機能を備えていますので、 これらのアウトプットデータはIMJの日常業務でフル活用されていますね。

ZACは管理部門にとっても非常によく考えられたシステム

オロ:損益管理以外の側面での導入効果はありましたか?
中村様:ZACは管理部門にとって、非常によく考えられたシステムなので、かなりの業務効率化を実現できています。例を挙げると、請求と売上、仕入と支払請求書の確認という別々の業務が、システム上もきちんと分けて考えられているところに好感が持てました。これにより、明確なロジックに基づいて業務フローを組み立てることができ、業務におけるリスクの可視化とコントロールが行えるようになりました。
会計監査や税務対応という観点でも効果を発揮しています。元々、管理会計と財務会計を可能な限り一致させるようシステム設計・制度設計を行った上で導入しましたので、会計監査に必要なエビデンスとしてZACの帳票を活用することで、会計帳簿の妥当性の検証、財務分析のための資料作成が容易に行えるようになりました。経理部門は非常に楽になったと思います。

管理部門の業務効率化が現場の生産性にも貢献する

imj3
中村様:その他、締め処理も優れた機能の一つです。ZACでは毎月締め処理を行いますが、締め処理時には入力のコントロールがかかり担当者にアラートを掛けることもできるため、速やかに損益情報を確定することができます。これにより、月次決算を早期化することが可能になりました。
ZACを導入したことは、人事部門にとってもメリットがありました。先にお話しした、プロジェクト毎の工数や労務費の正確な集計を行うことに合わせて、給与計算に繋がる勤怠記録・集計にもZACを使うよう、導入中に方針を変更しました。工数と勤怠が連携していることで、人事部門の負荷軽減にも役立っています。
実はZACの導入に合わせて、営業周りの事務作業を管理部門が担当することになったのですが、こうした管理部門向けの機能が優れているため、情報共有もスムーズになり、現場のプロデューサーには付加価値を生み出す作業に集中してもらえるようになっています。

IMJの経営管理を支えるデータが、ZACにはある

オロ:最後にZACをご評価いただけますか。
中村様:施策を決定するためには正しい財務情報が必要です。また、現場メンバーのパフォーマンスをプロジェクト収支で正しく評価する必要があります。ZACはこの点で、好調な業績に貢献できていると考えています。
繰り返しになりますが、IMJにとっては労務費のコントロールが経営管理において非常に重要なポイントです。正確な作業工数と実際の給与に基づく労務費データがベースとしてあり、その上でさまざまな経営データがZACから提供され続けた点が導入効果として非常に大きいものです。これらのデータが蓄積されていけば、期間比較などさまざまな仮説検証も可能になるでしょう。
オロ:ありがとうございました。

株式会社アイ・エム・ジェイ 会社概要

事業概要:
株式会社アイ・エム・ジェイは1996年の創業以来、Web及びモバイルインテグレーション事業における豊富な知見・実績を強みに、業界のリーディングカンパニーとして成長を重ねてきました。近年は、従来の強みであるクリエイティブ力やシステムまで含めた総合提案力に加え、ソーシャル施策、生活者中心思想に基づくコミュニケーション設計、データ分析・最適化への先進的な取り組みにより、企業のデジタルマーケティングをご支援しています。
所在地:
東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワー
URL:
https://www.imjp.co.jp/
設立:
1996年7月
社員数:
598名(グループ従業員数合計 2016年7月1日時点)
インタビュー協力:
執行役員 CFO 中村 謙太郎 様
  • 資料請求はこちら
  • デモ・商談希望はこちら
  • 資料請求、デモご希望以外の各種お問い合わせについて承ります。

お電話でのお問い合わせ 03-5843-0836

導入事例

ERP講座
REFORMA PSA