記事の筆者
SEMLabo.編集部株式会社オロ Semrushチーム
● "502 Bad Gateway"
● "Error 502"
● "502 Server Error: The server encountered a temporary error and could not complete your request"
● "502 Service Temporarily Overloaded"
● "502 Proxy Error"
● 502. That's an error
● 502 bad gateway Cloudflare
● "HTTP 502"
● Temporary Error (502)
● Bad Gateway: The proxy server received an invalid response from an upstream server
502のステータスコードのみが示される場合や、時には空白の画面でなんのメッセージも表示されない場合もあります。ユーザーのアクセス環境によって、502(Bad Gateway)エラーの表示に差が出ることを事前に知っておくと安心です。
502(Bad Gateway)エラーは、ユーザー側で解決できません。エラーの発生しているページでは、ユーザーのニーズに答えることができないため、ユーザーは離脱してしまいます。そのようなサイト離れを防ぐためにも、サイト運用者は迅速にエラーの原因を素早く究明し、解消することが大切です。
>「Semrush」サイト診断・順位計測・キーワード調査などSEO対策にフル活用!
502(Bad Gateway)エラーが発生してしまう主な原因は、次のとおりです。どんな場合にエラーが発生するかを知っておくと、いざという時に素早く応急処置が取れます。
● アクセスの集中でサーバーの負荷増加
● サーバースペックの不一致
● レンタルサーバー側の問題
● DNSサーバー設定が未完了
● WordPressプラグインの不備
● ファイアウォールの設定ミス
特に発生頻度が多いのが、サーバーに負荷がかかり過ぎていることが原因となる502(Bad Gateway)エラーです。アクセス集中が収まるまで時間がかかりそうな場合は、サーバーを再起動することでも復活させられます。
また、長期的な視点でサーバーのスペックに問題がないか、レンタルプランの見直しは必要ないかを確認するとよいでしょう。
>「Semrush」競合調査・キーワード調査・効果検証までSEO改善がこれ一つで!
自社サイトに502(Bad Gateway)エラーが発生してしまった場合には、次の9つの対処法を試してみてください。
● サーバーの接続状態・スペックを確認する
● DNSサーバーの設定を確認する
● 作業によるミスがないかログを調べる
● コードの記述ミスがないかを確認する
● ブラウザや端末を調べる
● ファイアウォールの設定を修正する
● ネットワークエラーやメンテナンス、障害の状況を把握する
● WordPressの設定を確認する
● PHPの設定ファイルを変更する
大切なサイトを適切に運営するために、エラー解消方法を知っておきましょう。
Webサイト側にこれといった問題がない場合は、まずサーバーの接続状態とスペックを確認してみましょう。502(Bad Gateway)エラーに多いのが、アクセス集中が原因となるケースです。
また、負荷のかかる処理を一時的に実行した場合をふくみ、アクセス集中によるエラーは「502 Bad Gateway」のほか、「503 Service Temporarily Unavailable」が表示されることも多いため、一緒に覚えておくと良いでしょう。
サーバーに負担がかかり一時停止状態になってしまっている場合は、即効性のある対処法がありません。基本的には、アクセス集中が収まるのを待つことになります。
そういった場合、サーバーの再起動により解消されるのか、試してみるのもよいでしょう。
また日頃からサーバーに負荷がかかりすぎてはいないか?サーバーのスペックはアクセス数に見合っているか?の確認も502(Bad Gateway)エラーを防止するうえで重要になります。
DNSサーバーが移行中もしくは設定に問題がある場合でも502(Bad Gateway)エラーが発生します。DNSサーバーとは、別名ドメインサーバーとも呼ばれ、ドメイン名とIPアドレスの変換を担っているサーバーです。
サーバー変更やIP変更によりDNSサーバーの変更、設定の誤りがあると、リクエストが正しく実行されず502(Bad Gateway)エラーが発生してしまいます。
直近でDNSサーバーの設定をし直した場合は、修正処理が反映されておらずエラーが返されるケースもあるようです。
DNSサーバーの設定変更は反映まで時間がかかることも含め、設定不備をしないように気を付けましょう。
作業ミスによる問題が疑われる場合、その特定については、ログの確認が有効です。サーバーログには、サーバー正常稼働やステータスが記録されているため、なにか問題が発生している場合、ログを確認することで原因を特定できることがあります。
問題箇所・要因が特定できれば、設定修正で502(Bad Gateway)エラーを解消できます。
502(Bad Gateway)エラーの原因が特定できない場合は、サーバーのステータスを記録しているログを確認してみましょう。どの辺りのログを確認すればよいか検討がつきにくければ、Google Analyticsなどの解析ツールを使って、アクセスが落ち込み始めたタイミングを調べてみてください。
アクセスが減った頃に行った作業が原因だと予想できるため、該当のログを探し出しやすくなります。
サーバーログには、サーバーの正常性やステータスに関する情報が記録されます。ログを調査して、深刻な事態が発生していないかどうか確認してください。
サイトを構築している静的ソースコードであるHTMLやCSSなどの記述ミスによる502(Bad Gateway)エラーは、問題のある部分を探し出し修正する必要があります。単純な原因で見逃しがちですが、人の手で作業をする以上タイピングミスは避けられません。
エラーの原因となっている箇所を迅速に探し出すためには、普段からバックアップをこまめに取ることが大切です。エラー発生前後の記述を比べて問題を特定し、コードを修正することで、比較的早く502(Bad Gateway)エラーを解決できるでしょう。
502(Bad Gateway)エラーは基本的にサーバーに関するエラーですが、時にブラウザや端末の設定が原因となって発生するケースがあります。
ネットワークやサーバーに問題がないのに502(Bad Gateway)エラーが解消されない場合は、ブラウザや端末をチェックしてみましょう。具体的には、他の端末で問題となっているサイトにアクセスし、状況を確認します。
問題なく接続できる場合は、端末や利用しているブラウザの設定に問題があると判断できるのです。その場合は、ブラウザのキャッシュや閲覧履歴を消去してみてください。
ファイアウォールは、悪意のあるユーザーおよび分散型サービス拒否(DDoS)攻撃などからウェブサイトを守る、防火壁の役割をしています。しかしファイアウォールの設定に問題があると、コンテンツ配信ネットワークからのリクエスト(要求)を有害な攻撃と誤って認識し、502(Bad Gateway)エラーが返される可能性があり可能があります。
この場合の502(Bad Gateway)エラーを解消するためには、ファイアウォールの設定の見直しが必要になります。設定に問題がないかを確認し、修正するようにしましょう。また日頃からバックアップを取ることで、このような危機を回避することが出来ます。
ネットワークのエラーやメンテナンス、障害によって生じる502(Bad Gateway)エラーには、状況把握が先決です。公式サイトやメールをチェックし、障害発生に関する情報通知がないかを確認してみてください。
検索サイトやSNSでの情報収集も有効です。多くの人が同じ状況に陥っている場合は、ネットワークエラーや障害、メンテナンスによる一時停止が起きているとわかります。
解決方法が提示されていれば従い、そうでなければ問い合わせをしてサポートを要請しましょう。
WordPressの設定が起因となり502(Bad Gateway)エラーが発生することもあります。特にWordPressを使って構築したサイトでは、サイトに搭載しているテーマやプラグインのアップデートに伴って起こる502(Bad Gateway)エラーや、functions.phpの記述ミスによる502(Bad Gateway)エラーが多いのが特徴的です。
問題の起きているプラグインを見つけたら、削除または停止をするとエラーが解消される可能性があります。対処をしなければならないのに、WordPressのダッシュボードにもアクセスできない場合は、FTPソフトを利用して直接サーバー内プラグインフォルダやテーマフォルダを削除、名前変更する方法が有効です。
また、変更や更新の際は、必ずバックアップを取るようにしましょう。
PHPのバージョンにエラーの原因がある場合、ファイルを再設定することで502(Bad Gateway)エラーに対処できます。PHPファイルの再設定とは、バージョンを切り替えてからファイルを設定し直すことです。
レンタルサーバーを利用している場合は、管理画面から簡単にPHPのバージョンを切り替えられます。一度以前のバージョンに戻して設定した後、現在のバージョンに設定し直してみましょう。
PHPのバージョン変更はサイト全体に影響を与える可能性があるため、テスト環境で行うのを忘れないようにします。
自社サイトに502(Bad Gateway)エラーが発生することは、SEOに直接的な影響を与えません。ただし、エラーが頻繁に発生し、Googleクローラーの巡回を邪魔するような事態になってしまうのは例外です。
長期間にわたってクローリングがされない状態であると、検索順位に表示されなくなってしまう可能性があります。直接的な影響がないとはいっても、502(Bad Gateway)エラーの原因を早急に特定し、適切な対処をすることが大切です。
>「Semrush」被リンク分析・サイト診断・KW調査などSEO対策にフル活用!
502(Bad Gateway)エラーとは、目的のサーバーが正しく作動しておらず、リクエストが拒否されたことを示します。一部ブラウザーや端末の問題を除けば、ユーザー側では対処できないエラーであるのがポイントです。
サイト運営者は502(Bad Gateway)エラーの原因を突き止め、素早く対処するように心掛けましょう。今回ご紹介したエラーへの対処法のように、サイト管理のノウハウは専門業者のツールを利用することでも得られます。
「Semrush」は、競合サイト分析、ターゲットキーワードの発見、検索表示順位計測、テクニカルSEOエラーの検出、被リンク調査などSEO対策を行うために必要な機能が一つになったSEOオールインワンツールで、カスタマーサクセスも無償です。無料トライアルも可能なので、ぜひ、一度お試しくださいませ。
記事内紹介のSEOツール「Semrush」をいますぐお試し!