記事の筆者
山岸 渚株式会社オロ Semrushチーム
オロに新卒入社後、クラウドERP「ZAC」のエンジニアや導入支援コンサルタントなどを経験し2021年Semrushのカスタマーサクセスチームへ異動。現在はSemrushを活用しての顧客の課題解決や提案を行う。
オロに新卒入社後、クラウドERP「ZAC」のエンジニアや導入支援コンサルタントなどを経験し2021年Semrushのカスタマーサクセスチームへ異動。現在はSemrushを活用しての顧客の課題解決や提案を行う。
SEOとはキーワード数などを増やすことで検索順位を上げ、ターゲット層のサイト訪問者数を増やすという施策です。
特定のキーワードで検索した際の検索順位が上がるため、ユーザーのターゲット層を絞ることもできます。
また、リスティング広告とは違い、SEO対策そのものには費用がかからないため、SEO対策などの知識がある方なら無料でSEO対策を行うことができるということもメリットといえるでしょう。
SEOのデメリットは以下のとおりです。
・専門知識が必要
・リスティング広告ほどの集客効果は見込めない
SEO対策は無料で行うこともできますが、これはSEO対策に関する専門知識があれば、ということになるため、専門知識をもっている人がいなければ、専門の会社に依頼する必要があり、結局は費用がかかってしまうというデメリットがあります。
また、SEO対策の効果は特定のキーワードの検索順位を上げることであり、リスティング広告のようにコストがかかる代わりに検索結果よりも上に表示されるということはなく、リスティング広告ほどの集客効果も見込めません。
このように、SEO対策は場合によってはコストがかからないというメリットがある一方で、確実性には欠けるというデメリットもあります。
リスティング広告のメリットは以下のとおりです。
・堅実な集客効果が見込める
・検索履歴などからユーザーの興味を引きやすい広告を表示することができる
・SEOと違い、わかりやすく効果が出やすい
検索連動型のリスティング広告では、特定のキーワード検索した場合に検索結果よりも上に表示されるため、堅実な集客効果が見込めることがメリットです。
また、ディスプレイ広告では、過去の検索履歴やサイトの訪問履歴から広告内容が導き出されるため、ユーザーの興味を引きやすく、なおかつ画像や動画などの目立つ形式となっており、高い集客効果が見込めます。
さらに、リスティング広告には費用がかかりますが、裏を返せばその分予算次第では大きな集客効果が見込めるということです。また、SEO対策とは違ってわかりやすく効果が出やすいこともメリットと言えるでしょう。
リスティング広告のデメリットは以下のとおりです。
・確実に費用が発生する
・検索画面やサイト内に表示される広告を嫌うユーザーから敬遠されやすい
リスティング広告は直接的な広告費用が発生するため、SEO対策のように工夫次第や能力次第でコストを抑えるということができないことがデメリットです。
このように、リスティング広告には確実に費用が発生するというデメリットがあるため、あまり広告費に予算を割けない会社や個人事業主には不向きな施策と言えるかもしれません。
また、リスティング広告は検索結果の上部やブログなどのWEBサイト内に表示される広告であり、中にはそういったわかりやすい広告を敬遠するユーザーも存在するため、場合によってはその広告が原因で敬遠される可能性もあるというデメリットもあります。
SEOやリスティング広告など、SEM(検索エンジンマーケティング)の具体的な施策について解説いたしましたが、ではそれぞれの施策はどう使い分ければいいのでしょうか。
コストの有無や集客効果の高さなど、それぞれにメリット・デメリットがありますが、実際に行う際は見据えているのが短期間なのか長期間なのか、またコンテンツの量などによって使い分けることが重要です。
では、SEOとリスティング広告をそれぞれに使い分ける際の状況について解説します。
短期的な効果を必要としていない場合や、長期的な視点でサイトの運用を考えている場合のSEMは、SEO対策が効果的と考えられます。
自社内でSEO対策ができる場合は、費用がかからないということもあってコスト面の負担も少なく、長期間でも問題なくサイトを運用することができるということも長期向けのSEMと言えるでしょう。
また、サイトのページ数などのコンテンツ量が多い場合などもSEO対策が効果的です。
コンテンツ量が多く、SEO対策が十全にできている場合、そのコンテンツ量全てにSEO対策が行われるということでもあるため、より検索結果の上位を狙うことができるようになります。
長期的な成果を待つ余裕がなく、なるべく早くに成果を出す必要があるという短期的な視点でサイトの運用を考えている場合のSEMは、リスティング広告が効果的と考えられます。
リスティング広告にはコストがかかるというデメリットがあるものの、より多くの費用を支払い、リスティング広告の数を増やせば、それだけ即時的な効果も期待できるからです。
新しくWEBサイトの運営を始めたばかりのときや、コスト面の心配がなく広告費用に大きな金額を割くことができるときなどは、リスティング広告が適していると言えるかもしれません。
また、サイトのページ数などのコンテンツ量が少ない場合は、サイトの内容に対してSEO対策を充分に行えず、効果が発揮されにくいということもあります。コンテンツ量が少ない場合はSEO対策よりも、どのサイトでもほぼ同じ水準の集客効果を見込めるリスティング広告の方が適していると考えられるのです。
>「Semrush」サイト診断・順位計測・キーワード調査などSEO対策にフル活用!
SEMツールとは、その名の通り適切なSEM(検索エンジン最適化)を行うために必要な情報を確認するため、検索順位や競合サイトなどの分析を行うツールのことであり、検索順位などから、ユーザーの需要をおさえた集客力のあるサイトを作るのに活用できます。
ここまで、SEMにはSEOやリスティング広告などの種類があり、それぞれのメリット・デメリットに応じて使い分けることが重要ということを解説してきました。
それらは異なるマーケティング手法であるため、分析に必要な知識や分析ツールも異なっているのが特徴です。
しかし、中にはSEOや広告などを総合的にまとめて調査・分析できるようにしたSEMツールも存在します。
それが、「Semrush」という分析ツールであり、これは世界で700万人以上に利用されているほどの人気ツールです。「Semrush」の最大の特徴は、1つのツールで幅広い領域を分析・確認できることでしょう。
通常、SEO分析を行いたい場合はSEO対策専用のツールを、広告分析を行いたい場合は広告文責専用ツールを使うものですが、「Semrush」では、わざわざツールを使い分ける必要もなく、必要に応じて、その場でそれぞれの分野の分析結果を出すことができるのです。
また、最初に「Semrush」を使おうと思った目的や使い途があったとしても、「Semrush」では途中で気になった別の分析内容にも着手することができるため、ユーザーの幅広いニーズに応えることができるというメリットもあります。
Web集客戦略においてSEMは短期的にも長期的にも非常に重要です。 自社サイトに関する情報はGoogleAnalyticsやSearchConsoleなどを駆使すれば、ある程度知ることは出来ますが、競合他社サイトの情報は知ることは容易ではありません。
競合他社サイトを分析する、戦略を立てる、効果的な施策を実施する、効果検証をするなどマーケティングのPDCAを最適に回していく上でも、マーケティングツールの活用は不可欠ですが、無料で利用できるものから、かなり高額なものまで幅広く存在します。どのツールから始めたらいいか迷われたら時には、世界No.1の競合分析ツール「Semrush」をお試しされるのはどうでしょうか?
「Semrush」は、競合サイト分析、ターゲットキーワードの発見、検索表示順位計測、広告調査などSEMのパフォーマンスを上げるためのアイデアを収集できる機能を網羅的に持っているオールインワンツールで、カスタマーサクセス(電話、メール、オンラインデモ)も無償です。 14日間の無料トライアルも可能なので、ぜひ、一度お試しくださいませ!
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