ディスプレイ広告とは?リスティング広告との違いも解説!
代表的なWeb広告の1つに「ディスプレイ広告」があります。認知拡大やブランディングを目的によく使われており、運用するにあたってディスプレイ広告の特徴や費用などを知っておくことが大切です。また、Web広告の代表にはリスティング広告もあるので、その違いについても知ることで、広告をより有効的に運用できるようになります。
そこで今回はディスプレイ広告の特徴や運用する際に意識すべきポイント、リスティング広告との違いなどについて解説します。Web広告の運用を検討されている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

ディスプレイ広告とは?
本来リスティング広告のなかに
・検索連動型広告
・ディスプレイ広告
がありますが、リスティング広告=検索連動型広告と、同じ意味で使用されることが多いです。
ディスプレイ広告とは、WEBサイトやアプリ内の広告枠に、画像・動画・テキストで表示されます。静止画とテキストを組み合わせたバナー形式で表示されることが多いため、「バナー広告」とも呼ばれています。
リスティング広告のもう一つ、検索連動型広告とは異なり、検索キーワード(クエリ)に対して表示される広告ではありませんが、画像や動画を使って視覚・聴覚的に訴えることが可能なため、認知拡大やブランディングおよび潜在層へのアプローチに最適です。
また、広告はブランドサイトや製品サイトなどランディングページにつながっているので、サイト誘導や成果獲得などの目的にも活用できます。そんなディスプレイ広告には、次の特徴があります。
クリック単価が安めに設定されている
ディスプレイ広告のクリック単価は他のWeb広告と比べると安い傾向にあります。
クリック単価(CPC)数100円~が相場のリスティング広告(検索連動型広告)やFacebookやInstagram広告と比較して、ディスプレイ広告のクリック単価(CPC)数10円~です。
ディスプレイ広告の場合、他の広告よりも配信枠が多くなるため、広告単価が低い傾向にあります。商材や競合の状況によって単価は異なりますが、限られた予算内でも多くの人に広告を見てもらうことが可能です。
ターゲティングできる幅が広い
▼ユーザーへのターゲティング
年齢や性別、エリアなど属性、興味・関心、購買意欲、Webサイト・アプリ上での行動といったユーザーベースでのターゲティングになります。
▼配信面のターゲティング
サイト・アプリやサイトカテゴリーを指定して広告を配信することを指します。
ディスプレイ広告では、ユーザーと配信面に2軸を組み合わせてターゲティングすることが可能です。両方を絞り込むことで、広告を見てもらいたいターゲットに対して、そのターゲットが情報を求めている時に広告を出せるようになります。その結果、コンバージョンの獲得につながる可能性が高まります。
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リスティング広告との違いは?
リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに合わせて検索結果画面の上下に表示されるテキスト広告のことです。Web広告を運用するにあたり、ディスプレイ広告とリスティング広告のどちらが良いのか悩むところでしょう。同じWeb広告でも特徴が異なるので、ディスプレイ広告とリスティング広告の違いを見ていきましょう。
広告を表示できる幅が広い
ディスプレイ広告とリスティング広告の大きな違いは、広告の表示場所です。上記で説明したとおり、リスティング広告は検索結果画面に表示される特徴があります。一方、ディスプレイ広告はWebサイトやアプリ上に表示されます。配信面を比較すると、ディスプレイ広告の方が表示できる幅は広くなります。
視覚的に広告を露出することができる
リスティングはテキスト形式での表示になりますが、ディスプレイ広告では画像や動画を広告に使えます。テキスト形式の場合、限られた文字数内で商材の魅力を伝えなければなりません。
画像や動画の場合、文字では伝えきれない部分も視覚的に伝えられるので、商材の特徴や魅力をより分かりやすくアピールできます。また、テキストよりもユーザーの目につきやすい点もメリットです。
ターゲット層はディスプレイ広告の方が広い
ターゲット層の広さを比較すると、ディスプレイ広告の方が有利です。リスティング広告の場合、ユーザーが検索するキーワードに対してターゲティングすることになります。そのため、積極的に情報を求めている(ニーズが顕在化している)ユーザーに対して効果的です。
ディスプレイ広告は誰でも閲覧できるWebサイトやアプリ上に表示されるので、興味・関心が高めの準顕在層や無関心層も含めた潜在層にも広告を見てもらえる機会が多くあります。顕在層をターゲットにしたリスティング広告と比べて、ターゲット層が広くなる分、成果につながりにくいところがデメリットです。しかし、認知拡大やブランディングの目的としてはリスティング広告よりも効果的と言えます。
ディスプレイ広告の課金方式
ディスプレイ広告を運用するにあたって知っておきたいのが課金方式です。どの方式を選んだかによって最終的に支払う広告費は変わります。ディスプレイ広告の場合、クリック課金型とインプレッション課金型の2つに分かれるので、それぞれの特徴を見ていきましょう。
クリック課金型
広告を見たユーザーがクリックした時、費用が発生する課金方式です。何度広告が表示されても、クリックしない限り費用は発生しません。最終的な広告費用は「クリック総数×クリック単価」によって決まります。
クリックするのは、基本的に広告に興味を持った人になります。そのため、余計な広告費用が発生しない点が大きなメリットです。
クリック単価は1回50〜100円が相場で、オークションによって決定します。実際の単価は競合の状況などによって変動するので注意しましょう。
インプレッション課金型
広告が一定回数表示された際に広告費用が発生する課金方式です。この課金形式の場合、広告のクリックに対する広告費用は発生しません。
費用の相場は1,000回の表示で10〜500円程です。クリック率の高い広告をインプレッション課金にすれば、コストを抑えることが可能です。ただし、検索エンジン側が独自に表示単価を設定しているので、どのくらいの予算を立てておけばいいのか事前に把握しにくいのがデメリットです。
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配信媒体別 ディスプレイ広告の費用
ディスプレイ広告の費用は配信媒体ごとに異なります。配信媒体ごとに比較して、無理なく費用を支払える媒体を選びましょう。ここで「Googleディスプレイネットワーク」、「Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)」、「YouTube広告」の3つの媒体の課金方式と費用相場をご紹介します。
各配信媒体の課金方式・費用相場一覧
配信媒体名 | 課金方式・費用相場 |
Googleディスプレイネットワーク | クリック課金型:1クリックあたり50~100円 インプレッション課金型:1,000回表示で数十~数百円 コンバージョン課金型:商材によって変動 |
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型) | クリック課金型:1クリックあたり50~100円 インプレッション課金型:1,000回表示で数十~数百円 動画視聴課金型:1視聴あたり8~10円 |
YouTube広告 | クリック課金型:1クリックあたり3〜20円 |
Googleディスプレイネットワーク(GDN)
Googleディスプレイネットワーク(以下GDN)は、Google広告から出稿可能なディスプレイ広告です。YouTubeやGmailなどGoogle提供のサービスから様々なサイト・アプリまで広く広告を配信できます。また、購入意欲の強いユーザーに広告を配信できるカスタムインテントオーディエンスを設定することが可能です。
GDNでは、クリック課金型とインプレッション課金型、コンバージョン課金型の3つから選択できます。ちなみにコンバージョン課金型とは、コンバージョンが発生した件数に応じて費用が発生する成果報酬型の課金方式です。それぞれの課金方式の費用相場は以下のとおりです。
● クリック課金型:1クリックあたり50~100円
● インプレッション課金型:1,000回表示で数十~数百円
● コンバージョン課金型:商材によって変動(目標CPAの約1.5倍、単価上限が200米ドル相当額以下)
ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて
https://support.google.com/google-ads/answer/2404190?hl=ja
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)(YDA)
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型)(以下YDA)は、Yahoo!広告から出稿可能なディスプレイ広告です。こちらはYahoo!JAPANやYahoo!天気などYahoo!関連のサービスに広告を表示できるほか、連携する外部サイト・アプリにも配信できます。さらに、ユーザーの検索履歴に基づいたサーチターゲティングを利用することが可能です。
YDAで利用できる課金方式はクリック課金型、インプレッション課金、動画視聴課金型の3つです。動画課金型はYDA経由で表示された動画広告が再生された際に費用が表示され、視聴総数と視聴単価で最終的な費用が決定します。YDAの場合は、10秒以上の再生で費用が発生する仕組みになっています。各課金方式の費用相場は以下のとおりです。
● クリック課金型:1クリックあたり50~100円
● インプレッション課金型:1,000回表示で数十~数百円
● 動画視聴課金型:1視聴あたり8~10円
Yahoo!ディスプレイ広告について
https://marketing.yahoo.co.jp/service/yahooads/displayads-auc/
YouTube広告
YouTube広告は、YouTube動画内に広告が表示されます。再生した動画の前後や途中で流れる動画広告での出稿がメインですが、広告枠にディスプレイ広告を表示することも可能です。表示場所は動画ページの右側やおすすめ動画一覧の上部です。YouTubeをよく利用するユーザーにアプローチすることができます。また、やや大きめに表示されるので、ユーザーの目に留まりやすいのもメリットです。
なお、YouTube広告はGDNの1つになります。そのため、ディスプレイ広告をYouTubeに表示させるためには、Google広告からの出稿が必要です。
YouTubeのディスプレイ広告の課金方式は、クリック課金型になります。費用相場は1クリックあたり3〜20円で、GDNとYDAに比べると安価です。
YouTube広告について
https://www.youtube.com/intl/ALL_jp/ads/
>「Semrush」競合他社のリスティング広告(出稿KW、TD、LP)の調査が出来る
ディスプレイ広告で意識すべき3つのポイント
ディスプレイ広告は、ただ配信するだけでは求める成果は発揮されず、無駄に広告費用が発生するだけの結果になってしまう可能性があります。成果につなげていくためにも、意識すべき3つのポイントをご紹介します。
ディスプレイ広告を配信する目的
そもそも、何を目的にディスプレイ広告を配信するのか目的を明確にすることが大事です。ディスプレイ広告の場合、主にブランディングとレスポンスの2つの目的で活用できます。
ブランディング目的
認知度や問い合わせ意欲などの向上を目的にした活動のことです。ディスプレイ広告は配信場所が多く、また訴求できるユーザーの範囲が広いのでブランディングに最適です。
レスポンス目的
ディスプレイ広告を経由して実際にお問い合わせや資料請求などのコンバージョンにつなげることです。ユーザーがどのWebサイトを閲覧し、いつ、どのくらいブランドや商品・サービスに興味を持ったのか定量的に図り、広告や配信先の改善をすることで費用対効果の高いレスポンスにつなげることが可能です。
ディスプレイ広告は、動画や画像によるクリエイティブを用いた広告の配信が可能です。クリエイティブは配信の成果にも直結する部分です。目的がはっきりすることで、どんな画像や動画を作成すればいいのかも明確になります。
広告掲載・表示させる場所
様々なWebサイト・アプリ上に表示できるディスプレイ広告ですが、掲載先が広すぎると成果につながらない可能性があります。ブランディングならともかく、レスポンスを目的にした場合は広告の掲載・表示場所はある程度絞り込むことをおすすめします。
ディスプレイ広告では、指定のキーワードやカテゴリに関連したWebサイト、アプリ、動画などのコンテンツに絞って広告を配信することが可能です。配信面のターゲティングをしっかり行うことで、指定のキーワードやカテゴリにニーズのあるユーザーに向けて広告を配信し、ブランドや商品・サービスの訴求ができます。絞らず広告を配信した場合よりも成果につながる可能性も高まります。
配信対象とするユーザーの定義
誰に向けて広告を配信したいのかユーザーの定義を決めて、設定することも重要です。ディスプレイ広告では、ユーザーの性別や年齢などの属性、キーワードやカテゴリに紐づくユーザーに絞り込んで動画広告の配信が可能です。
ブランドや商品・サービスによって、狙いたいターゲット層は異なります。そのターゲット層に広告を見てもらえなければ、成果にはつながりません。それを避けるためにも、ある程度ユーザーを絞り込んで広告を配信しましょう。最初から絞りすぎると配信対象のユーザーが少なくなるので、ブランディングを目的にしている場合はターゲティングの設定に注意してください。
まとめ
ディスプレイ広告は様々なWebサイトやアプリに表示できるので、多くのユーザーに広告を見てもらえる機会が多くあります。ターゲティングできる幅も広いため、適切に設定すれば訴求したいユーザーに向けて配信でき、求める成果につなげることが可能です。特に認知拡大・ブランディングを目的に広告を運用したい時は、ディスプレイ広告が適しています。
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