【2024年版】GooglePageSpeedInsights使い方・スコア改善
Page Speed Insightsは、Googleが提供する無料ツールの一つで、サイト内要素のサイズから表示されるまでのスピードを測定ツールです。
ページパフォーマンスは、ユーザビリティを高める上で重要なものになりますので、スコア改善に必要な施策を解説します。

Page Speed Insightsとは?
Page Speed Insightsは、Googleが提供する無料のページパフォーマンス測定ツールです。
調査したいURLを入力することで、携帯電話・デスクトップ別のWebサイトスコアや改善できる項目、診断内容を提示してくれます。
Webサイトスピードが重要な理由
Webサイトの表示速度は、SEOにおいて重要な評価指標の一つであります。表示速度が遅いWebサイトは速いWebサイトに比べ、SEOでの評価が低くなる傾向があります。
Webサイトの表示速度はユーザー体験に影響
Webサイトの表示速度とユーザーエクスペリエンスには相関性があり、ページの読み込み速度が遅く表示に時間がかかることで、ユーザーのストレスが大きくなり、離脱率が高まります。反対に、ページの読み込み速度が早いと、ユーザーの滞在時間は長くなります。

参考:モバイルページ速度の指標
Googleが公開している「Webサイトの読み込み時間とユーザーが直帰する可能性のデータ」では:
ページの読み込み時間が1秒から3秒まで遅くなると、ユーザーの直帰率は32%上がる。
ページの読み込み時間が1秒から5秒まで遅くなると、ユーザーの直帰率は90%上がる。
ページの読み込み時間が1秒から6秒まで遅くなると、ユーザーの直帰率は106%上がる。
ページの読み込み時間が1秒から10秒まで遅くなると、ユーザーの直帰率は123%上がる。
と記されています。
また2018年7月からモバイル検索のランキング要素(アルゴリズム)に、ページの読み込み速度が含まれるようになりました。そのため、Webサイトの表示速度はユーザー体験に影響するだけでなく、SEOにおいても評価される要素となります。
Page Speed Insightsで診断できること
GoogleのPage Speed Insightsでは、
(1)「実際のユーザーの環境で評価する」画面(旧フィールドデータ)
(2)「パフォーマンスの問題を診断する」画面(旧ラボデータ)
の大きく二つの指標でサイトの診断を行います。
(1)「実際のユーザーの環境で評価する」画面(旧フィールドデータ)

「実際のユーザーの環境で評価する」部分では、"ウェブ上で優れたユーザー エクスペリエンスを提供するために不可欠な品質シグナルに関する統一されたガイダンス"になります。
引用:ウェブに関する指標
具体的に六つの指標に分かれています:
1.Largest Contentful Paint(LCP):メインコンテンツの読み込み時間を測定
2.First Input Delay(FID):Webページの応答性を測定
3.Cumulative Layout Shift(CLS):視覚的な安定性を測定
4.First Contentful Paint(FCP):最初のコンテンツ表示時間を測定
5.Interaction to Next Paint(INP):遅延時間を計測
※FIDに代わる新たな指標として、2024 年 3 月にリリース予定
6.Time to First Byte(TTFB):Webページのダウンロードが始まるまでの時間を測定
この中で特に、①LCP、②FID、③CLSは、すべてのWebページに適用される、Webサイトの健全性を示す指標のサブセット(Core Web Vitalsとも呼ばれる)となり、Webサイト運営者が特に測定する必要のある項目になります。
1.Largest Contentful Paint(LCP):メインコンテンツの読み込み時間を測定

Largest Contentful Paint(LCP)とは、メインコンテンツの読み込み時間のことで、
"ユーザーがページで最も有意義なコンテンツをどのくらい早く見ることができるかを表します。感覚的な読み込みスピードを測定し、ページ読み込みタイムラインにおいてページの主要コンテンツが読み込まれたと思われるタイミングを指します。"
引用:Web Vitals の概要: Webサイトの健全性を示す重要指標
Googleによると、良いユーザー体験を獲得できるLCP時間が2.5秒以下だという。この目標を達成するには、"モバイル デバイスとデスクトップ デバイスでセグメント化されたページ読み込みの 75 パーセンタイルをしきい値として測定することをおすすめします"
関連記事:Largest Contentful Paint(LCP)
2.First Input Delay(FID):Webページの応答性を測定

First Input Delay(FID)とは、ユーザーがページで最初に操作する時から、ページがそれに応じて実際に処理し始めるまでの時間のことです。例えば、内部リンクをクリックした時やボタンのタップなどの操作が挙げられます。
"最初の入力までの遅延を表します。応答性を測定して、ユーザーが最初にページを操作しようとする場合に感じるエクスペリエンスを定量化します"
引用:Web Vitals の概要: Webサイトの健全性を示す重要指標
この指標もWebページの応答性を測定でき、良いユーザー体験を得るためには、初回操作の遅延を100ミリ秒以下にする必要があるそうです。
3.Cumulative Layout Shift(CLS):視覚的な安定性を測定

Cumulative Layout Shift(CLS)とは、視覚的な安定性を測定する指標です。例えば、ページを読み込んだあと、レイアウトが自動的に変わることがあります。このようなことがどのくらいの頻度で発生するのかを表すのがCLSです。
"ページがどのくらい安定しているように感じられるかを表します。視覚的な安定性を測定し、表示されるページ コンテンツにおける予期しないレイアウトのずれの量を定量化します。"
引用:Web Vitals の概要: Webサイトの健全性を示す重要指標
Googleによると、良いユーザー体験を得るためには、CLSスコアを0.1以下にする必要があるのだという。
レイアウトシフトは確かにユーザー体験に一定の影響を与えますが、全てのレイアウトシフトが不適切というわけではありません。例えば、ボタンのタップやリンククリックなど、ユーザー操作によるレイアウトシフトは通常問題ありません。
関連記事:Cumulative Layout Shift(CLS)
4.First Contentful Paint(FCP):最初のコンテンツ表示時間を測定

First Contentful Paint(FCP)とは、ページが読み込まれた最初のコンテンツの表示時間のことです。LCPと違い、この指標は、ページコンテンツのいずれかの部分が表示されるまでの時間を測定します。
"一部のコンテンツはレンダリングされていますが、一部のコンテンツはレンダリングされていません。これは、ページのメイン コンテンツの読み込みが完了したタイミングを測定する First Contentful Paint(FCP)と Largest Contentful Paint(LCP)の重要な違いです。"
引用:First Contentful Paint(FCP)
Googleによると、良いユーザー体験を得るためには、FCPを1.8秒以下にする必要があるのだという。FCPを改善する方法として、レンダリングブロックリソースを排除すること、CSS を最小化することなどが挙げられます。
5.Interaction to Next Paint(INP):遅延時間を計測

Interaction to Next Paint(INP)とは、ユーザーがページに訪れる時から終了までの全期間において、アクションを起こす時にページの応答状況を全体的に図る指標です。
応答性が高いとは、ページが素早く操作に応答できることになります。例えば、ユーザーがショッピングカートに商品を追加する際、品数が反映されるなど、素早く視覚的にフィードバックがあるかどうかなどが挙げられます。
現在、INPは保留中の Core Web Vitals 指標で、2024 年 3 月に初回入力遅延(FID)と置き換わる予定です。
Googleによると、INP が 200 ミリ秒未満の場合、ページの応答性が良好とされ、良いユーザー体験を得られる。
関連記事:Interaction to Next Paint(INP)
6.Time to First Byte(TTFB):Webページのダウンロードが始まるまでの時間を測定

Time to First Byte(TTFB)とは、Webページのダウンロードが始まるまでの時間を指します。
つまり、First Contentful Paint(FCP)や Largest Contentful Paint(LCP)を先行する指標となります。
"TTFB は、次のリクエスト フェーズの合計です。
・リダイレクト時間
・Service Worker の起動時間(該当する場合)
・DNS ルックアップ
・接続と TLS ネゴシエーション
・Request(レスポンスの最初のバイトが到着する時点まで)
接続設定時間とバックエンドでのレイテンシを短縮すると、TTFB が短くなります。"
Googleによると、良いユーザー体験を得るためには、多くのWebサイトは、TTFBの時間を0.8秒以下にする必要があるといいます。
(2)「パフォーマンスの問題を診断する」画面(旧ラボデータ)
「パフォーマンスの問題を診断する」部分では、調査したいページが
1.パフォーマンス
2.ユーザー補助
3.おすすめの方法
4.SEO
の4項目で採点され、Webサイトのパフォーマンス問題と改善策を提示してくれます。

スコアに関して:
0〜49(赤):悪い
50〜89(オレンジ):改善が必要
90〜100(緑):良い
とされています。
1.パフォーマンス

パフォーマンスのスコアは6つの指標の合計値から計算されています。
①First Contentful Paint(FCP):最初のコンテンツ表示時間を測定
②Time to Interactive(TTI):Webページのインタラクティブ性を測定
③Speed Index:ページの読み込み時間を測定
④Total Blocking Time(TBT):合計ブロック時間を測定
⑤Largest Contentful Paint(LCP):メインコンテンツの読み込み時間を測定
⑥Cumulative Layout Shift(CLS):視覚的な安定性を測定
①First Contentful Paint(FCP):最初のコンテンツ表示時間を測定
First Contentful Paint(FCP)は、「実際のユーザーの環境で評価する」部分と同じく、ユーザーがページを開いて、最初のコンテンツが表示されるまでの時間のことです。
スコアは以下のように評価されます:
0〜0.1 良い
0.1〜0.25 普通
0.25以上 悪い
②Time to Interactive(TTI):Webページのインタラクティブ性を測定
Time to Interactive(TTI)とは、ユーザーがページで操作可能になるまでの時間のことです。
計算方法は以下のようになります:
"1、First Contentful Paint(FCP)から始めます。
2、少なくとも 5 秒間の静かな時間枠について、時間的に前方検索します。静止ウィンドウは、長時間タスクがなく、処理中のネットワーク GET リクエストが 2 つ以下として定義されます。
3、静かなウィンドウの前の最後の長時間タスクを逆方向に検索し、長いタスクが見つからない場合は FCP で停止します。
4、TTI は、サイレント ウィンドウの前の最後の長時間タスクの終了時刻です(長いタスクが見つからない場合は FCP と同じ値)。"
スコアは以下のように評価されます:
0〜3.8 速い
3.9〜7.3 普通
7.3以上 遅い
③Speed Index:ページの読み込み時間を測定
Speed Indexとは、ページの読み込み中に、コンテンツが見られるまでの速度を表しています。Speed Indexを改善するためには、画像を最適化することや、JavaScriptやCSSのサイズを圧縮するなどの施策が挙げられます。
スコアは以下のように評価されます:
0〜3.4 速い
3.4〜5.8 普通
5.8以上 遅い
④Total Blocking Time(TBT):合計ブロック時間を測定
Total Blocking Time(TBT)とは、ユーザーがページにアクセスして、実際に入力可能になるまでの時間のことです。
"Total Blocking Time(TBT)指標は、First Contentful Paint(FCP)から操作可能になるまでの時間(TTI)の間で、入力の応答を妨げるのに十分な時間、メインスレッドがブロックされた合計時間を測定します。"
⑤Largest Contentful Paint(LCP):メインコンテンツの読み込み時間を測定
Largest Contentful Paint(LCP)は、「実際のユーザーの環境で評価する」部分と同じく、メインコンテンツの読み込み時間のことです。
スコアは以下のように評価されます:
0〜2.5 速い
2.5〜4.0 普通
4.0以上 遅い
⑥Cumulative Layout Shift(CLS):視覚的な安定性を測定
Cumulative Layout Shift(CLS)は、「実際のユーザーの環境で評価する」部分と同じく、視覚的な安定性を測定する指標です。
スコアは以下のように評価されます:
0〜0.1 良い
0.1〜0.25 普通
0.25以上 悪い
>「Semrush」で、Webサイト内のファイルサイズを採点する
2.ユーザー補助
「ユーザー補助」とは、「アクセシビリティ監査」の指標になります。
障害関係なく、全てのユーザーが見て、ページ内での操作ができるかどうかをはかります。

"一般的に、ユーザー補助機能に関する問題は、大きく 4 つのカテゴリに分類できます。
・ビジョン
・運動機能/緻密さ
・聴覚
・認知"
引用:ユーザー補助とは
3.おすすめの方法
「おすすめの方法」とは、「監査のベストプラクティス」のことで、ソースコードの健全性を計測し、改善提案する項目のことです。

HTTPS で配信しているかどうかや古い技術が使われていないかなどのセキュリティに関する監査が含まれます。
4.SEO
「SEO」とは、「SEOの監査」のことで、ページが検索エンジンに認識・理解されるための最適化がされたかどうかの指標です。

施策項目として:
・検索エンジンがあなたのコンテンツの内容を確実に理解できるようにする
・検索エンジンがあなたのページを確実にクロールし、インデックス登録できるようにする
・ページをモバイルに対応させる
・手動で確認する項目
が挙げられます。
ただし、SEO項目が満点であることは、実際にSEO施策が完璧であるわけではありません。満点を基準に、その上さらに「ユーザー補助」、「おすすめの方法」を改善していくと良いでしょう。
Page Speed Insightsのスコア比重
Page Speed Insightsのパフォーマンススコアは、メトリックスコアの加重平均です。
重み付けとして:
FCP 10%
SI 10%
LCP 25%
TTI 10%
TBT 30%
CLS 15%
とされています。
スコア 50 が中央制御点となり、かつメトリクススコアとパフォーマンススコアは、次の範囲に従って色分けされているため、Page Speed Insightsのスコアの目安を50とする説もあります。
0 ~ 49 (赤): 悪い
50 ~ 89 (オレンジ): 改善が必要
90~100(緑):良好
ただし、100点を達成するには非常に困難であり、目指すべき目標ではありません。個々のWebサイトの状況に合わせ、目標設定や改善を行うと良いでしょう。
Webサイトスピードの改善する4つのポイント
ユーザー体験を向上させるために、Webサイトスピードを改善する必要があります。
1.画像を軽量化する
2.CSS、HTML、JavaScriptなどを軽量化する
3.ブラウザのキャッシュを活用する
4.サーバーの応答時間を短くする
1.画像を軽量化する
画像を圧縮・最適化をし、ファイル容量を減らしましょう。
「JPEG」「PNG」「GIF」などが一般的認識されている画像フォーマットになりますが、Google自社で開発された「WebP(ウェブピー)」と呼ばれるフォーマットが、画質を保つまま容量を圧縮できるため、よりWebサイトスピードの向上に貢献できるでしょう。
また、ページが開かれる時に全ての画像を読み込むのではなく、ユーザーのスクロールに合わせてロードするのも一つのやり方になります。
2.CSS、HTML、JavaScriptなどを軽量化する
CSS、HTML、JavaScriptなどを軽量化し、不要な記述を消しましょう。
コードに不要な記述がデータ容量を占めるため、改行、空白、コメントアウトなどの記述を削除することによって、読み込み速度が早くなる可能性があります。
3.ブラウザのキャッシュを活用する
ブラウザにキャッシュを保存することによって、不要な通信を減らしましょう。
キャッシュは、ウェブWebサイトが読み込まれると、一時的に保存されるデータとなります。一度開いたページのキャッシュが残れば、再度アクセスした際に、キャッシュデータが読み込まれ、Webサイトの表示速度が早くなります。
4.サーバーの応答時間を短くする
サーバーからの応答時間を減らし、Webサイトスピードをあげましょう。
サーバーの性能が低い場合、Webサイトの読み込み速度が遅くなる可能性が高まります。
高性能かつ信頼性のあるレンタルサーバーを利用すれば、サーバーの応答時間を短縮することができます。
コアウェブバイタルを計測できるツール「Semrush」
「Semrush」は、世界1000万人以上のユーザーが利用している、SEO/内部対策/コンテンツマーケティングに対応しているアメリカのツールになります。

Google Page Speed Insightsでは刹那的なサイト調査となりますが、Semrushではエラー項目を記録し続けてくれるため、前回と比較し、改善した部分・悪化した部分の確認が可能です。またGoogle Page Speed InsightsのようなUI/UXのみではなく、Google Search Consoleで検知されるような内部のエラーをさらに細かく調査することができます。
7日間無料でお試しができ、有料版も$139.95~(約2万円)と低コストで利用できます。カスタマーサクセス(無償)も手厚いので、本格的にSEO対策に取り組みたい方には心強いツールとなるでしょう。
【Semrushでできること】
・自社サイトのテクニカルSEO分析(YMYL、スピードチェック、重複コンテンツ)
・自社サイトと競合サイトとの流入ワード差分
・競合と自社の検索表示順位推移(ポジション・トラフィック)
・競合サイトのSEO分析
・競合サイトの流入ワード分析
など
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https://semrush.jp/
まとめ
今回は、Googleが無料提供するWebサイトパフォーマンス測定ツール:Page Speed Insightsの使い方とWebサイトスピードの改善方法を紹介しました。
Webサイトスピードは、ユーザー体験と深く関わりがあり、ページの読み込みの遅いWebサイトは、ユーザーの直帰率に繋がり、CV数などにも影響します。
そのため、ツールを活用し、自社Webサイトのページパフォーマンスを随時測定・改善し、ユーザーにより良いウェブ環境を作ることに心がけましょう。
Web内部チェック~改善したい方におすすめ
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