コンバージョンとは?意味や知っておくべき基礎知識を解説!
「コンバージョン」とは、Webサイト上の最終的な成果となる指標であり、Webマーケティングにいて不可欠なもののひとつです。
本記事ではコンバージョンについて、種類やコンバージョン率、改善方法について解説します。

コンバージョンの意味とは?
「コンバージョン」とは、Webサイトに訪問したユーザーが各Webサイトの目標としているアクションを起こした状態のことを指し、Webサイトの成果を向上させるために不可欠な、マーケティングにおける重要な指標のひとつです。
具体的にこの「コンバージョン(CV:Conversion)」は、ユーザー行動が設定目標や成果につながる
・商品の購入
・資料請求
など、定めた目標が達成された際に発生します。
また、広告においても重要な指標となり、出稿している広告の効果を測定し、評価するのに不可欠です。
Googleの公式サイトにおける、コンバージョンの定義は以下です。
■コンバージョンとは
"ユーザーが広告や無料商品リスティングを操作し(テキスト広告のクリックや動画広告の視聴など)、その後で広告主様にとって価値ある特定の行動(Webサイトでの商品購入や、スマートフォンでの問い合わせなど)に至ることを、コンバージョンと呼びます。
コンバージョンはコンバージョン トラッキングで測定されます。広告や無料リスティングでのユーザー操作に応じて、さまざまなトラッキング方法でコンバージョンを測定できます。コンバージョンはさまざまなプラットフォーム(モバイルやパソコンなど)で測定され、推定コンバージョンが含まれる場合もあります。推定コンバージョンでは、個々のユーザーを識別しないデータを使って、Google が直接確認できないコンバージョンを推定しています。これにより、コンバージョンの全体像がより明確になります。"
Webサイトによって異なる?何をコンバージョンとするべきか
まずWebサイトに訪問したユーザーに「どんなアクションを起こしてもらいたいのか」を考え、コンバージョンを設定しょう。
コンバージョンを明確にしないままWebサイトを運用してしまうと、成果の測定や分析がしづらくなってしまい、パフォーマンスの低下につながります。
しっかりとWebサイトのゴールを設定することで、ユーザーにどうしてもらいたいのかというところが明確になるため、WebサイトのUI/UXデザインやストーリーに一貫性がでるでしょう。
ここまで、コンバージョンを設定することで、Webマーケティングや広告のパフォーマンスの成果を測るのに重要であると述べてきましたが、各Webサイトのゴールとして設定されるコンバージョンは、実はWebサイトによってさまざまです。
そこで、よく設定されるコンバージョンの例と、Webサイトの種類別のコンバージョン例をご紹介します。
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コンバージョンの種類 5例
以下にて、よくゴールとして設定されるコンバージョン5種類を紹介します。
1.商品・サービスの購入完了
2.会員登録
3.お問い合わせ
4.イベント・セミナー申し込み
5.資料ダウンロード・無料体験の申込み
1.商品・サービスの購入完了
1つ目は、商品やサービスの購入をゴールにしているものです。これは、主にECサイトにおいて設定されているコンバージョンになります。
2.会員登録
2つ目は、会員登録です。これは、ユーザーのメールアドレスや電話番号などを入力するフォームなどをWebサイト内に設置し、今後コンタクトを取るユーザーの情報を取得したいWebサイトによくみられるコンバージョンです。
3.お問い合わせ
3つ目は、お問い合わせです。主に商品・サービスサイトやコーポレートサイトなどによくみられ、商品やサービス、もしくは自社に興味をもってくれたユーザーに対して、まずは商品の購入やサービス導入の前に、もう少しラフな形で接点を持ってもらうきっかけにしたいということで、設定されることが多いです。
4.イベント・セミナー申し込み
4つ目は、イベントやセミナーの申し込みです。イベントやセミナーの集客を目的としているWebサイトやページにおいて、このコンバージョンが設定されます。このコンバージョンは、ユーザーの興味関心を把握したり、新規顧客を獲得したりするために設定されることが多いです。
5.資料ダウンロード・無料体験の申込み
最後に、資料ダウンロードや無料体験の申し込みです。これは、主に商品・サービスサイトでみられるコンバージョンです。このコンバージョンは、ユーザーの興味関心を把握したり、顧客育成につなげたりするために設定されることが多いです。
Webサイト別コンバージョンの4つの例
次に、Webサイトの種類別でのコンバージョンについて、説明します。
一般的に、設定されるWebサイトのコンバージョンは、Webサイトの目的や性質に応じて異なります。
- ECサイト
- 商品・サービスサイト
- コーポレートサイト
- 情報提供サイト/記事メディアサイト
の4種類の異なるタイプのWebサイトにおけるコンバージョンをそれぞれ解説します。
1.ECサイト
まずは、ECサイトにおけるコンバージョンの設定です。
例)Amazonサイト、楽天サイト など
ECサイトでは、商品の購入がWebサイト全体のゴールになるため、広告におけるコンバージョンも同様に商品の購入が設定されることがほとんどです。
ユーザーが商品を選び、カートに追加し決済を完了させることがコンバージョンとされます。
このコンバージョンは、Webサイトの収益に直接的に影響するため、非常に重要でかつ注目すべきコンバージョンであるといえるでしょう。
2.商品・サービスサイト
次に、商品・サービスサイトにおけるコンバージョンの設定です。
例)ZACサービスサイト、Semrushサービスサイト など
ECサイトのように、商品やサービスの購入がコンバージョンとされるケースもありますが、一般的には、お問い合わせや資料請求、無料体験の申し込みなどの、見込み顧客の情報入手を目的としたコンバージョンが設定されるケースがよくみられます。
3.コーポレートサイト
3つ目に、コーポレートサイトにおけるコンバージョンの設定です。
例)株式会社オロサイト など
このタイプのWebサイトでは、主に資料請求やお問い合わせから、顧客との接点を持つことをメインのゴールとしています。
4.情報提供サイト/記事メディアサイト
最後に情報提供型のWebサイト(メディアWebサイト)におけるコンバージョンの設定です。
よくみられるコンバージョンとしては、ホワイトペーパーダウンロード、ニュースレターの定期購読やお問い合わせなどがあり、情報提供をすることでユーザーの興味関心を引いてアクションに繋げることを目的としていることが多いです。
コンバージョンは複数設定してもいい
Webサイトにおけるコンバージョンは、複数設定しても構いません。
例えば、商品・サービスサイトの場合、資料請求だけでなく、お問い合わせ、無料体験の申し込みなど、ゴールが複数あるWebサイトをよく見かけるかと思います。
ユーザー毎に興味関心の度合や温度感、そのWebサイトに求めているものが異なるため、コンバージョンの種類を増やし、複数設けることは有効です。
しかしながらWebサイトに親和性のないコンバージョンを設定することやポップアップによる表示は、ユーザー行動を阻害し、Webサイト離脱にも繋がるため、注意が必要です。
また、広告でコンバージョンを設定する際は、1つに絞った方が良いでしょう。
広告の機械学習はコンバージョンの結果を基に行われるため、複数のコンバージョンを設けてしまうと、機械的にユーザー行動を分析することが難しく、意図しないターゲットに表示されてしまう恐れがあります。
1つのコンバージョンに絞ることで、広告の効果を明確に評価し、改善の方向性を特定しやすくなります。
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主なコンバージョン7つの種類
これまで、Webサイトの種類別でのコンバージョンの種類を説明しましたが、
コンバージョンにはさまざまな切り口、捉え方があります。正しい理解のためにコンバージョンについてより詳しく考察していきましょう。
コンバージョンには様々な指標、扱い方がありますが、細かく分けると以下のような種類が存在しています。
「施策ごとのCVの定義」とは別に、Webマーケティングでは「CVに至るまでにユーザーが通った経路」「CVのカウント方法」などによる分類を行います。
主流な分類方法としては、以下のとおりです。
- 総コンバージョン
- ユニークコンバージョン
- 直接コンバージョン
- 間接コンバージョン
- クリックスルーコンバージョン
- ビュースルーコンバージョン
- マイクロコンバージョン
1.総コンバージョン
総コンバージョンは、Webサイトやアプリケーションにおけるコンバージョンイベントのすべてをカウントしたものです。

例)
AさんがECサイトで商品を3個購入=総コンバージョン数は「3」
この際に、気を付けるべきポイントは、たとえ同じユーザーによるコンバージョンであっても、すべてコンバージョン数に加算されるということです。
総コンバージョンはユーザーについては言及せず、あくまで「いくつの商品が売れたのか」「何件の問い合わせがあったのか」といったようにユーザーが起こしたアクションの回数を計測しているものです。
2.ユニークコンバージョン
ユニークコンバージョンとは、ユーザーが複数回同じアクションをとった場合においても、CV数としては1回だけカウントされるものです。

例)
AさんがECサイトで商品を3個購入=ユニークコンバージョン数は「1」
前述の総コンバージョンがアクション回数をカウントしていたのに対して、こちらはユーザー数をカウントしています。
ユニークコンバージョンを計測することで、コンバージョンをした人数を正確に把握することができるため、新規顧客数などを調べる場合に有効です。
3.直接コンバージョン
直接コンバージョンとは、ユーザーが広告をみてクリックし、Webサイトにユーザーが訪問後、そのままWebサイトを遷移・離脱することなくコンバージョンまで至った場合のことをいいます。

4.間接コンバージョン
間接コンバージョンとはユーザーが広告をみてクリックし、Webサイトに訪問後、一度Webサイトを離脱したあとに、しばらくたってから再度Webサイトにユーザーが訪問し、その後コンバージョンに至ったケースのことをいいます。

広告からWebサイトに流入したユーザーの中には、一度Webサイトを離脱して、SNSや口コミWebサイトで商品やサービスの評判を調査したり、同業他社のWebサイトをみて比較検討をしてから、再度Webサイトに訪問するという流れのアクションをとる方も多くいます。
こういったユーザーがコンバージョンしたというケースも、もともとは広告がそのユーザーに表示されていたところからコンバージョンにつながっていますので、間接コンバージョンとして計測するとよいでしょう。
5.クリックスルーコンバージョン
クリックスルー コンバージョンは、Webサイトへ訪問したユーザーが指定された期間内(30日など)にコンバージョンした場合、クリックスルーコンバージョンとしてカウントされます。

直接コンバージョンと似ていますが、
直接コンバージョン=離脱せずコンバージョンした数であるのに対し、
クリックスルーコンバージョン=離脱しても期間内コンバージョンであればカウントされ流点で異なります。
ユニークコンバージョンに近く、
同じユーザーが複数回コンバージョンしても広告をクリックしたのが1回であれば、クリックスルーコンバージョンは「1」とカウントします。
広告の直接的な効果を測定するための指標として有用です。
6.ビュースルーコンバージョン
ビュースルーコンバージョンとは、指定した計測期間中(30日など)に、表示された広告をクリックせず(Webサイトに遷移せず)、時間が経ってから自然検索など別のルートからWebサイトに流入し、結果としてコンバージョンに至った状態を指します。

ビュースルーコンバージョンについては、主にディスプレイ広告やSNS広告のパフォーマンスを測る際に用いられています。
7.マイクロコンバージョン
マイクロコンバージョンとは、最終的なコンバージョン(商品購入や申し込みフォームの入力完了など)の前の段階で、設定されたコンバージョンポイントです。

例)
最終的なコンバージョンを「申し込みフォームの入力完了(送信完了)」とした場合、
その手前のフォームのURLに遷移したタイミングをマイクロコンバージョンとして計測することで、どれくらいのユーザーが最終的にコンバージョンに至ったのかという、より詳細な分析が可能になります。
コンバージョンを細かく設定することで、広告文やクリエイティブ部分に問題があるのか、WebサイトのLPに問題があるのか、フォームに問題があるのかという、改善点を探し出すのに役立ちます。
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見るべき指標「コンバージョン"率"」とは?
通常コンバージョン数を増やすことを目標にWebサイト制作や広告運用などを行いますが、実施している施策の効果測定をするうえで注目する重要な指標として、「コンバージョン率:Conversion Rate」があります。CV率やCVRと表記されることもあります。
コンバージョン率とは、Webサイトへ訪問した総ユーザー数のうち、どれだけのユーザーがコンバージョンに至ったかの割合を表す指標です。
▼こちらの記事でも詳しく説明しておりますので、よろしければご覧ください!
コンバージョン率(CVR)とは?計算方法や平均値などを解説!
コンバージョン率の算出方法
CVRは「コンバージョン数/セッション数」で算出されるため、Googleアナリティクスのようなツールを用いて各数値を計測する必要があります。
コンバージョン率を調べることで、どれだけ効率よくコンバージョンを獲得できているかということを調査することが可能です。
コンバージョン数を増やす4つのポイント
ここまで、コンバージョンの言葉の意味から、主なコンバージョンの種類をご説明しましたが、以下では実際にコンバージョンをあげるためにはどういった施策を行えばいいのかについて、4つのポイントで解説します。
1.ユーザーの行動を分析する
1つ目は、ユーザーの行動を分析するということです。
具体的には、ヒートマップなどを活用して、Webサイトに訪問したユーザーがWebサイト内でどういった行動をしているのかを分析し、Webサイトのどの部分が特にユーザーに注目されているのかを確認することで、次に紹介するCVまでの動線設計の改善にも役立てることができます。
2.CVまでの動線設計
2つ目に、Webサイト内の動線設計を見直すということも有効です。
Webサイトの導線も、コンバージョン数を増やすための重要なポイントのひとつです。コンバージョン率が低い原因として、Webサイト内の情報過多や十分に整理されていないためコンバージョンへ至る導線がわかりづらくユーザーが離脱してしまう点が挙げられます。まずは導線がわかりやすくなるよう、コンバージョンに不要と思われる要素を削除しましょう。
また、リンクはユーザーに移動の機会を与えてしまいます。余計なリンクはできるだけ削除することも導線改善に有効です。ストレスなくコンバージョンにたどり着けるか、ユーザーの目線に立って見直しを図りましょう。
3.CTAの改善
3つ目に、CTAの改善です。
CTAとは、「Call To Action」の略称で、Webサイトに訪問したユーザーにコンバージョン(お問い合わせや会員登録など)を起こさせることです。
CTAの改善には、コンバージョンにつながるWebサイト内のボタンやバナーを目立たせることが有効です。Webサイトに遷移してきたユーザーが、見つけやすく、クリックしたくなるような視認性が高いデザインにすることが重要です。
ABテストで、どちらのデザインがよりコンバージョンがよいか試してみるのもよいでしょう。
4.入力フォームの改善
最後は、入力フォームの改善です。
問い合わせや資料ダウンロードのコンバージョンに、入力フォームを設置しているケースがよくみられますが、そのフォームを改善することでコンバージョン数を上昇させることができる場合があります。
入力する必須項目の見直しや、選択式、自由記述式の設定などが改善案の一部です。ポイントとしては、いかにフォームの入力完了をスムーズにかつ、ユーザーがマイナスに捉えない内容にするのかが重要です。
例えば、郵便番号と住所を入力しなければいけないフォームの場合、郵便番号をいれると自動で住所が途中まで自動入力されるようにするといった改善があげられます。
もしくは、どれくらいまで入力が完了したのかをパーセンテージ表記で記載し、あとどれくらいで入力が完了するということを目に見える形にすることでもフォーム入力完了率が高くなるというケースがあります。
コンバージョン改善におすすめなツール
Semrush(現状分析→キーワードの見直し)

Semrushは、主にSEOおよび広告領域で活用できる競合分析ツールです。SEO領域では、現状のWebサイトの集客キーワードを調査できるため、他社Webサイトのキーワードを分析することでキーワードの見直しに活用することができます。
一方で、広告領域については、他社が出稿しているリスティング広告のLPが一括で調査できるため、他社のLPを分析し、自社Webサイトのコンバージョンの上昇につながるアイデアをみるのに活用できます。
【Semrushでできること】
・競合サイトのSEO分析
・競合サイトの流入ワード分析
・自社サイト分析(GA4/Google Search Console連携)
・競合と自社の検索表示順位推移(ポジション・トラフィック)
・自社サイトと競合サイトとの流入ワード差分
など
ただいま7日間無料でトライアルいただけます。
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User Insight(UIUX改善)

User Insight は、CVRの改善点を見つけるために活用できるヒートマップを提供しています。
ユーザーのWebサイト内での行動を確認し、どこがユーザーの目に止まっているのかを可視化することで、LPの改善に役立てることができるでしょう。
まとめ:コンバージョンにつなげるWebサイト改善をしよう!
コンバージョンの種類もWebサイトによってさまざまですが、自分が運営しているWebサイトの種類や、ターゲットに合わせて正しくコンバージョンを設定し、Webサイトの集客に繋げていきましょう。
コンバージョン改善したい方におすすめ
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