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日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社への導入実績

システム開発業 日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社 ZAC導入事例

パッケージベンダーならではの業務課題を解決し
バックオフィスの生産性を向上

"オロのみなさんは、営業の方もSEの方も会計知識やプロジェクト原価計算に明るい。課題に向き合う真摯な姿勢も印象的で、それは運用フェーズに入った今でも変わらないです。"
- コーポレートサービス部 社内システムG グループリーダー 加藤 真規 様

日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社

日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社は、3次元CAD/CAMシステムの提供を通じて日本のものづくりを支援するソリューションプロバイダーです。同社はシステムの老朽化、内部統制への対応、収支情報の分散といった複数の課題に対応するため、新たな基幹システムとしてZACを導入しました。経営企画部門、経理部門を中心にZACがもたらした効果について、同社の情報システム担当・加藤様にお話をうかがいました。

「老朽化」「内部統制」に対応するため、システムリプレイスを決断

UEL 加藤様
オロ:日本ユニシス・エクセリューションズ様の事業内容を教えてください。
加藤様:純国産の3次元CAD/CAMシステムを自社開発し、販売から保守サポートまでワンストップ提供している日本ユニシスグループのシステム開発会社です。3次元メカニカルCAD/CAMシステム「CADmeister」や、ポリゴン編集システム「POLYGONALmeister」、住宅設計を支援するCADシステム「DigiD」などのラインアップがあり、国内の大手自動車メーカー様、主要住宅メーカー様をはじめ、北米・欧州・アジアなど世界各国でご利用いただいています。
30年以上にわたり日本のものづくりを支えてきた豊富なノウハウと高度な技術力を活かし、今後も3次元CAD/CAMシステムを中心に日本のものづくりを支援するサポートカンパニーでありたいと考えています。
オロ:ZAC導入前の課題を教えてください。
加藤様:システム担当者として一番の課題はシステムの老朽化でしたが、同時に内部統制への対応にも課題を抱えていました。旧システムはワークフロー機能がないため、内部監査の際に承認履歴を求められても提出できなかったのです。内部統制についてはシステム以外にもいくつか懸念事項があり、監査でもたびたび指摘を受けるなど課題として顕在化しつつありました。

販売管理とプロジェクト原価管理が一体化したクラウド型システムの選択肢は限られていた

オロ:課題への対処をどのように進めましたか?
加藤様:個人的にはシステム老朽化対策を急ぎたかったのですが、複数の課題に包括的に対応するため全社を対象にした業務改善プロジェクトを立ち上げました。1年目は課題の整理と優先順位を決め、2年目からは業務プロセスの刷新を進めました。新システム導入を行う前に、まずは人の動きから変えていったのです。その後、新システムの導入検討に入りましたが、選定では内部統制への対応と同時に、当時の経営課題だった「収支情報の分散」に対応できるかどうかを重視しました。
オロ:「収支情報の分散」について詳しく教えてください。
加藤様:もともと当社は日本ユニシスのグループ会社から請ける受託開発を主な事業としていましたが、その後メインの事業が現在の3次元CAD/CAMシステムの開発・販売に変わりました。業務内容が受託開発から自社パッケージ製品の開発・販売・保守へと変わったため、そのタイミングで販売業務を管理する販売購買管理システムを新たに導入したのです。
当時社内にはSEや開発者の原価を管理するプロジェクト原価管理システムがすでにあり、新たに導入した販売購買管理システムとは経理業務部分で連携させていました。しかし、管理会計的な部分では連携をしていなかったため、売上や物品仕入は販売購買管理システムに、SE原価はプロジェクト原価管理システムに分散し、利益がわからない状況になっていたのです。
この「収支情報の分散」を回避するため、販売管理とプロジェクト原価管理が一体化していて、なおかつ内部統制にも対応できるソリューションを探しました。
オロ:システム選定はスムーズに進みましたか?
加藤様:希望に近いシステムはありましたが、クライアントサーバ型のため運用や保守に手間の掛かるものだったり、機能的には優れていますが導入費用が高かったりと、どこかが欠けてしまうソリューションばかりでした。クラウド型システムで、なおかつ弊社が投資できる規模で、しかも販売管理とプロジェクト原価管理がオールインワンになっているシステムとなるとかなり限定されました。

選定のポイントは「保守案件の売上・原価を正しく把握できるか」

UEL 加藤様
オロ:ZAC選定の決め手を教えてください。
加藤様:改善後の業務プロセスに一番近かったことと、販売管理・購買管理・プロジェクト原価管理が一体になっていること。あとは、弊社が特に必要としていた経理関連機能のカスタマイズが比較的リーズナブルに実現できそうだったこともポイントでした。
オロ:経理関連機能のカスタマイズとは、具体的にどのようなものですか?
加藤様:保守案件の売上・原価計上に対応するための経理処理の機能です。弊社は自社パッケージの販売とあわせて、その製品の年間保守サービスを販売しています。年間保守サービスでは1年分の保守料をまとめて請求し前受金として処理し、その前受金を12分割した金額を毎月売上計上していくのです。原価に関しても同様です。自社パッケージ製品の販売業務では一般的な、この経理処理に対応できるソリューションが、選定当時ZAC以外にはありませんでした。
オロ:旧システムの時にはどのように運用されていたのですか?
加藤様:例えば、年間で120万円(毎月の売上計上額は10万円)の保守サービスの場合、請求を起こすために一度120万円で売上計上し、それから赤伝票を切って110万円を取り消し、差額の10万円を当月の売上として計上するといった処理をカスタマイズし運用していました。保守サービスの契約件数は1000件近くあるのでこの経理処理は修正方法が非常に煩雑でしたし、会計監査の際にも本当の計上金額がわかりづらいと指摘を受けていました。
ZACを導入してからは本来あるべきシンプルな経理処理になり、保守サービスの数字はとても見やすくなりました。保守サービスの売上・原価計上額と予定額が非常にわかりやすくなったので、監査報告時の業務負荷も軽減されています。
この保守案件の管理は新システムの肝となる機能だったので、要件定義では弊社の実現したいことをオロの方にかなり詳しく説明させていただきました。オロさんは営業の方もSEの方も、会計知識や販売プロセス、購買プロセス、プロジェクト原価計算に明るいので、機能をうまく実現することができました。オロのみなさんの課題に向き合う真摯な姿勢はとても印象に残っていますし、それは運用フェーズに入った今でも変わらないです。

ZACで案件ごとの売上・原価データが一体化し、収支がスピーディにわかる

オロ:ZACの導入効果について教えてください。まず、当初課題としていた「システム老朽化」「内部統制への対応」については解決しましたか?
加藤様:ZACはクラウド型のシステムですので、運用面、可用性の面で老朽化の課題は解決できました。内部統制についても新業務プロセスにあわせてワークフローを設計し、今まで人力で行っていたことをある程度システムで対応できるようになりました。ZACは承認履歴も残るようになっていますので、内部監査の指摘事項も多くを解決できています。
オロ:「収支情報の分散」という課題についてはいかがですか?
加藤様:以前は販売管理システムとプロジェクト原価管理システムからデータを出力して、システムの外側でデータを結びつけて収支を見るしかありませんでした。収支をリアルタイムに見ることができませんでしたし、細かなカテゴリやセグメント別の分析を行うのは難しい状況でした。
ZACでは案件単位で売上と原価が一体化しているので、収支をスピーディに確認したり、案件を特定のセグメントで束ねて細かく分析していく土台は整いました。ただ、現在はまだZAC導入後の新しい業務プロセスをスムーズに回すところに注力しており、ZACに蓄積されているデータを業務改善や経営判断には活しきれていません。本当の意味でZACのメリットを享受するのはこれからだと考えています。

売上・原価予測の帳票作成期間を、これまでの1/2に短縮

UEL ZAC導入効果4つのポイント
オロ:現在実現しているZACの導入効果を教えてください。
加藤様:ZACの導入効果が顕著なのは、いまのところ経営企画部門と経理・会計部門です。経営企画部門では①「損益予測のスピーディな把握」②「エンドユーザー情報の取得」、経理・会計部門では③「会計業務の効率化」④「会計報告作業の省力化」という効果が実現しています。
オロ:効果①「損益予測のスピーディな把握」について教えてください。
加藤様:経営企画部門では、売上と原価の実績と予測を統合した「管理PL」という帳票を作成しています。売上の見通しはこれまでは現場に数字を入力させていたので、人によって精度にバラつきがあり、情報の集約にも時間がかかっていました。
ZAC導入後は、売上・原価データはすべてZAC上に統合されるようになったのでデータ集計が非常に早くなりました。また、ZACはまだ確定していない先々の売上・原価予定も集計できるので、見通しを高い精度で予測できるようになっています。
今まで把握しづらかった保守案件の売上・原価予定がスピーディに把握できるようになったことで、10日ほどかけて作成していた帳票が5日ほどで作成できるようになっています。

販売代理店経由の案件でも、エンドユーザーを見える化

オロ:効果②「エンドユーザー情報の取得」について教えてください。
加藤様:弊社は、自社販売とパートナー販売(販売代理店を経由する販売)の2つの販売チャネルを持っています。旧システムでは販売先の情報を1つしか入力できなかったため、パートナー販売では実際にシステムが導入されるエンドユーザーではなく、販売代理店の情報しか記録できませんでした。そのため、経営企画部門が営業に直接ヒアリングをしてエンドユーザー情報を集めていたのです。
ZACは案件の基本情報入力画面に、エンドユーザー、販売代理店の入力項目がありますのでパートナー販売にも対応できるようになっています。エンドユーザー情報はマーケティングにおいて非常に重要な情報なので、「情報をスムーズに集計できるメリットは計り知れない」と経営企画担当からは聞いています。

入金・支払、親会社への経理報告など、経理業務全般が効率化

UEL 加藤様
オロ:効果③「会計業務の効率化」について教えてください。
加藤様:旧システムは顧客マスタのメンテナンスがしにくく、同じ得意先や支払先が重複登録されていても削除ができませんでした。そのため、入金消込や支払作業など、さまざまな会計業務が煩雑なものになっていたのです。ZAC導入を機に得意先や支払先などマスタ関連はすべて整理、統合したので、入金消込はとてもスムーズになりました。また、支払作業はZACから出力されたFBデータで行えるので、大きな効率化が実現しています。
オロ:効果④「会計報告作業の省力化」について教えてください。
加藤様:経理部門では、当月の経理業務がすべて終わると売上や原価の報告を親会社に対して行います。この報告にかかる作業負荷が旧システム時代に比べて省力化されています。
ZACはその月に行うべき経理処理が行われていない場合、作業漏れを通知してくれる機能があります。旧システムでは人によるマニュアルチェックを行っていたので作業に時間がかかり、処理のし忘れがあった場合にはその対応作業も発生していました。ZAC導入後はチェックが自動化され、経理処理の漏れが少なくなったことで、会計報告の作業に費やす時間は体感値で1/2程度にはなっていると聞いています。

ZACのBIツールを活用し、経営に貢献するデータを提供していきたい

オロ:最後に、今後のZAC活用プランを聞かせてください。
加藤様:経営企画部門、経理部門だけなく、今後は経営層や現場の方にもZACの導入メリットを感じてもらいたいと考えています。例えばBIツールを使えば、経営分析や業務改善に必要なデータを簡単に見ることができます。どのようなデータを、どのような軸で見たいのか、経営層や現場のデータニーズをヒアリングしながら、それをZACのBIツールで表現できればいいなと思っています。経営に貢献するデータを、システム外で集計や加工をしなくても誰でも気軽に見られるようにすることが当面の目標です。
ZACの本格的な活用はこれからだと思っているので、今後もオロの担当SEさんや営業の方とコミュニケーションを取りながら、ZACの一歩進んだ使い方や、データの活用方法を模索していきたいと思っています。
オロ:本日はありがとうございました。

日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社 会社概要

事業概要:
日本ユニシス・エクセリューションズは純国産の3次元CAD/CAMシステムを自社開発・提供する、日本ユニシスグループのソリューションプロバイダーです。製造業(自動車業界、住宅業界)におけるCAD/CAMを中心とした各種ソリューションの企画・開発・販売・サポートを通じて、日本発の「ものづくり」の革新に寄与するサポートカンパニーを目指しています。
所在地:
東京都江東区豊洲1-1-1
URL:
http://www.excel.co.jp/
設立:
1984年11月
社員数:
191名(2017年4月時点)
インタビュー協力:
コーポレートサービス部 社内システムG グループリーダー 加藤 真規 様
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