株式会社エクスへの導入実績

株式会社エクス ZAC導入事例

マネジメントの「手遅れ」を解消
プロジェクト原価のタイムリーな予実管理を実現

"プロジェクト管理が本来あるべき姿に変わりました。何か異変が起きていればいち早くそれに気付けるし、手を打てる。しかも管理者だけでなく、現場の社員同士がお互いのプロジェクト進捗を閲覧できるので、黙っていてもすぐに異変が分かるようになりました。"
― 代表取締役社長 抱 厚志(かかえ あつし)様

株式会社エクス

製造業向けの生産管理システムとして1,700本以上の導入実績を持つ『Factory-ONE 電脳工場』シリーズを開発する株式会社エクスは、自社の原価管理体制を強化するためにZACを導入しました。1994年の創業以来、自社独自の方法で原価管理に取り組んできた同社でしたが、ZAC導入後は赤字プロジェクトの削減・社員の行動変化・月間82時間の作業工数削減・経営データの早期把握など、様々な導入効果を実現しています。ZACの選定理由・導入効果について、代表取締役社長・抱様、管理本部管理部部長・奥谷様にお話をうかがいました。

1,700社超の導入実績を持つ生産管理システム『Factory-ONE 電脳工場』を開発・提供

オロ:エクス様の事業内容を教えてください。
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抱様:1994年の創業以来、製造業向けの生産管理システム『Factory-ONE 電脳工場』の開発に特化してきました。もともとは中堅・中小企業向けの製品でしたが、大手製造業向け・小規模製造業向け・海外対応版など、ラインナップの拡充を続け、おかげさまで国内・国外問わず多くの企業様に採用いただいています。
近年では、「日本版Industry4.0」や「次世代ものづくり経営」の構築を支援するため、知的プラットフォーム『EXtelligence』の開発・リリースに取り組んでいます。今後『EXtelligence』を通じて、インターネットを利用したものづくり教育コンテンツ、製造業に特化したB2Bのオープン調達マーケット、情報を知識に変えるものづくりデータマイニングサービスなどの新サービスをリリースしていく予定です。

ビジネスの成長にともない、Excelでの原価計算が限界に

オロ:ZAC導入前の課題について教えてください。
抱様:ビジネスの成長にともない、原価計算を行うプロセスや体制に課題を感じるようになりました。ZAC導入以前は、販売管理・購買管理に自社製品の『Factory-ONE 電脳工場』、エンジニアの工数管理には自社開発の原価管理システムを使い、最終的にそれぞれのデータをExcel上で紐づける原価計算を10年近く続けていました。
手作業なので毎月かなりの手間と工数が発生し、原価計算をするだけで精一杯という感じでした。本当は仕掛中のプロジェクト原価を見ながら、外注費を抑える・アサインを調整するなどの手を打ちたかったのですが、実態は確定したデータを見るだけとなり、既に手遅れということがたくさんありました。
原価管理だけでなく経営判断にもデータを活かしたかったのですが、2つのシステム間でデータの不整合があることも多く、経営判断の根拠とするには精度にやや不安がありました。データの「今の見える化」まではなんとか出来ていたけれど、そこから示唆を得て素早くアクションを起こせるような「次の分かる化」には至っていない。そのような状態でした。
原価とは様々な業務データが集約された結果なので、それがすぐにわからない・精度に不安があるということは、データの分散や二重入力など「組織全体の業務プロセスに根本の原因がある」ということです。そこで「原価」に着目して、組織全体を一気通貫で統制する仕組みを構築しようと考えました。

プロジェクト内のフェーズ別・工程別に売上計上・原価計算できるのはZACだけ

オロ:ZAC選定の理由を教えてください。
抱様:課題解決の方法には、『Factory-ONE 電脳工場』を作り変える・原価計算システムを作り変える・他社製品を導入する、という3つの選択肢がありましたが、私は「他社製品を導入する方向で検討しなさい」と指示しました。
私たちはシステム開発会社なので当然、自分たちで仕組みを開発できます。しかしその結果、現場にとって都合の良い、部分最適に陥ったシステムが出来てしまうことを恐れました。ここはあえて他社製品を導入することで、外部の客観的な視点を社内に取り入れたかったのです。
オロ:機能面でZACに求めた要件はありましたか。
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奥谷様:どうしても譲れない機能要件が「枝番管理」でした。当社の場合、1つのシステム導入案件を受注すると、パッケージソフトの納品、設計フェーズ、開発フェーズ、保守フェーズと導入進捗にあわせて段階的に売上計上していきます。さらに各フェーズの工程も実際の作業内容によって細かく管理し、それぞれの完了・納品といったタイミングで売上計上をします。これを当社では「枝番管理」と呼んでいました。また一つの案件でもパッケージの納入と、設計や開発の各フェーズでは売上計上タイミングや関わる人員も異なるため、別案件として管理し、これらをプロジェクトとしてまとめています。
このように[プロジェクト][案件][枝番]の3階層での売上計上や原価管理を実現しようとすると、他社製品ではカスタマイズが必要となり、その費用に数千万円かかるケースもありました。
しかしZACの場合はカスタマイズすることなく、標準機能で対応可能だというので、「本当にできるの?」とオロさんには何度も確認しました。社長からも「伝え方が間違ってるんじゃないのか?」と心配されるほど、この機能が標準搭載されているのは驚きだったのです。こうした機能設計上の強みがZACの選定理由の1つでした。

ZAC導入後半年で、月間82時間=11人日の作業工数削減に成功

オロ:ZAC導入の効果を教えてください。
奥谷様:まずは社員の行動が変わりました。原価計算は以前から行っているので業務処理自体はそれほど変わっていませんが、工数入力・経費入力・請求書発行など、どの処理をいつまでに行うかというスケジュール感が大きく変わったと思います。
例えばZACには「月次締め」の概念があります。月次締めの締切日は絶対にずらさない、つまり一度数字を締めたら後から修正しない運用を徹底しているので、社員はみんなそのスケジュールを意識しながら、各処理をきっちり行うようになりました。
プロジェクト受注から納品に至るまでの各処理がシステム上で一気通貫で処理できるので、二重入力・転記など無駄な作業がなくなっていることもメリットです。ZAC導入から半年経過時点で社内調査したところ、削減された作業工数は月間82時間、約11人日分になりました。今は導入から約2年経っているので、削減効果はもっと大きくなっていると思います。
抱様:ZACに期待したのはまさにこうしたメリットです。業務フローを一気通貫で遂行することで無駄な作業をなくす。業務処理に制約をかけることで社員の行動を統制する。良い意味での制限をシステムで作り出すことができたのは、管理側としては大きなメリットです。

プロジェクト損益の予実管理で、赤字プロジェクトが大幅に減少

オロ:原価管理面での効果はありますか。
奥谷様:ZACを導入してから赤字プロジェクトはかなり減っています。おそらくZACが作業の実績時間だけでなく、予定時間も入力できることがポイントだと思います。例えばZACにプロジェクトを登録すると、「完成までの間、各月で誰がどのぐらい作業時間を投入するか」の予定を入力できます。今まではこうした予定を登録する仕組みがなかったので、予実対比によって「どの案件のどの工程が工数オーバーしているか」を確認できるようになったのは大きな導入効果です。
またZACでは月次の締め処理を行えば、その月までの作業実績と翌月以降の作業予定を組み合わせて、プロジェクトの最終的な利益率・原価率がどのぐらいになるかの着地見込みを示してくれます。何らかの対策が必要なプロジェクトを早期に発見して、速やかに手が打てるようになりました。
抱様:過去の赤字プロジェクトでは、途中まで順調に黒字推移していたのに、ある月に突然原価が増えて赤字になることが多くありました。振り返ってみると、原価登録に締め切りを設けてタイムリーに原価を登録させるルールが曖昧でしたし、そもそもどれぐらいの作業時間を予定しているか、といった予算管理も十分でなかったことが原因です。登録されずに溜まっていた原価が一気に入力されるまで赤字が判明しないので、本当に「赤字はいきなりやってくる」という感じでした。
ZACを導入してから、プロジェクト管理が本来あるべき姿に変わりました。何か異変が起きていればいち早くそれに気付けるし、手を打てる。しかも管理者だけでなく、現場の社員同士がお互いのプロジェクト進捗を閲覧できるので、黙っていてもすぐに異変が分かるようになりました。以前から取り組んでいた「赤字プロジェクト撲滅活動」の成果はもちろん、ZAC導入で実現した原価管理が、意図しない赤字プロジェクトの減少に繋がっていると思います。実際に、導入してから今までの2年間は偶発的な赤字プロジェクトは発生していません。
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月次決算が2営業日短縮され、経営ダッシュボードを作成可能に

オロ:経営管理面では、ZACをどのように活用していますか。
抱様:ZACから出力したデータと会計システムのデータを組み合わせて、会計ダッシュボードを作成する取り組みを始めています。
チェックする指標としては、当月の月次決算の予実対比と前年同月との対比、そこから主要な項目をサマリーした過去の累計、そのほかに自己資本比率や流動比率など代表的な経営管理数値があります。ZACから引用している数字には、受注金額や売上金額のほかに、交通費・交際費・広告費のいわゆる3Kの経費などです。
奥谷様:以前にも分析しようと思えばできたのですが、ものすごく手間がかかるため毎月決まった形での作成はできませんでした。ZACを導入してから月次決算が2日ほど速くなったことで、こうした経営指標を定期的に作成できています。
抱様:ほかにもZACを導入したことで、マネジメントにおけるPDCAサイクルをしっかり回せるようになりました。経営数値が以前より早く手に入るので、資料に目を通す時間を長く確保できるようになりましたし、個別に知りたいこともZACで簡単に確認できます。加えて事前のプランと実績を比較することで、次に取るべきアクションまで見えるようになりました。冒頭に申し上げたデータの「今の見える化」から「次の分かる化」への移行が実現できたと思います。

サービス・プロダクトごとのライフサイクル管理も行いたい

オロ:今後の展望を教えてください。
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抱様:個別のプロジェクトだけではなく、1つの製品やサービスという単位で、どれぐらいの開発費がかかっているか・開発費に対してふさわしい収益が上げられているかなど、プロダクトライフサイクルをZACで管理したいと考えています。
数年前まで当社の製品はほぼオンプレミスの『Factory-ONE 電脳工場』1種類だけでしたので管理が容易でした。現在はサブスクリプション型で提供するサービスもありますし、他社ソリューションの取り扱いも増えています。今後さらに売り方や製品バリエーションが増えれば1つひとつのサービスごとの損益管理が重要になってくるので、そういったところにもZACを活用していきたいです。
ここまでお話しした当社の導入効果は、おそらくZACを導入されている企業様なら手堅く実現されている、当たり前のことばかりだと思います。驚くような効果の実現は、今後私たちがいかにZACを活用できるか次第なので、これからが本当の勝負だと考えています。
オロ:本日はありがとうございました。

株式会社エクス 会社概要

事業概要:
1994年の創業以来、製造業をITの側面から支援することを使命とし、生産管理システム『Factory-ONE 電脳工場』の開発に特化。現在『Factory-ONE 電脳工場』シリーズ出荷本数は1,700本を越え、国内外の多くの製造業企業に支持されています。2014年からは次世代のものづくりを支援するための知的プラットフォーム『EXtelligence』の開発に着手し、現在クラウド型EDIサービス『EXtelligence EDIFAS』、グループウェアサービス『EXtelligence SCB』、IoTサービス『EXtelligence IoT』を提供しています。「日本版Industry4.0」や「次世代ものづくり経営」の構築を支援するため、積極的な事業展開を行っています。
所在地:
〒531-0072 大阪市北区豊崎3-19-3 ピアスタワー20F
URL:
https://www.xeex.co.jp/
設立:
1994年9月1日
社員数:
100名(2019年1月現在)
インタビュー協力:
代表取締役社長 抱 厚志 (かかえ あつし) 様
管理本部 管理部 部長 奥谷 博一 様
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