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AZAPAエンジニアリング株式会社 ZAC導入事例

  • ソフトウェア受託開発業
  • 従業員数51〜100名
  • プロジェクト別収支管理
  • スピーディな原価計算
  • 紙やExcelからの脱却
  • 工数管理
  • 中部地方

事業拡大にあわせてクラウドERPシステムを導入し、
プロジェクト別の「利益予測」を実現

"以前まで別々のツールに分散していた業務管理がZACに一元化されたことで、案件ごとの稼働状況や利益率などがリアルタイムで確認できるようになったほか、二重入力や転記などの無駄がなくなり、作業効率もよくなりました。"
──事業統括部長 和泉 喬紘様

自動車分野で新技術・先端技術の開発と先駆的なソリューションを提供するAZAPAグループの一員であるAZAPAエンジニアリング株式会社は、2009年の創業時から親会社が担っていたバックオフィス業務を自社で行うため、必要な機能とコストを勘案してまずはZACの姉妹製品・Reforma PSAを導入。その後、事業規模拡大に合わせてZAC Enterprise(以下、ZAC)へのリプレイスを行いました。Reforma PSAの選定理由やZAC導入後の効果について、事業統括部長・和泉様にお話をうかがいました。

エンジニアリング事業と製品化事業の二本柱で、自動車分野を中心に技術を提供

オロ:AZAPAエンジニアリング様の事業内容を教えてください。
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和泉様:AZAPAエンジニアリングは、自動車分野で新技術・先端技術の開発に取り組み、先駆的なソリューションを提供するAZAPAグループの一員として、主にOEMメーカー様の車両開発に携わり、高度なエンジニアリングサービスを提供しております。最近は車だけでなく、マリン関係のボート開発にも力を注いでいます。
また、エンジニアリング事業と並ぶもうひとつの柱として、製品化事業にも取り組んでおります。制御系であったり、新機能であったり、まだ世にない新しいものをお客様と一緒に考えて「あったらいいな、できたらいいな」をカタチにするお手伝いをしています。

親会社に一任していた業務管理を自社で行うため、まずはReforma PSAを導入

オロ:ZAC導入前に、Reforma PSAを導入しようと思われたきっかけをお聞かせください。
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和泉様:当社は創業当時(2009年)、人事・労務・総務関係の管理は親会社のAZAPA株式会社が行っていました。創業後しばらくはAZAPAの案件が中心だったこともあり、自社で精緻な業務管理を行う必要性があまりなかったのです。しかし事業の規模が拡大するにつれてAZAPA以外の外部案件も抱えるようになり、自社での案件管理が必要になってきたため、システム導入を検討することにしました。
オロ:親会社のAZAPA様ではすでにZACを導入されていましたが、なぜReforma PSAを選ばれたのでしょうか。
和泉様:業務管理のほとんどはAZAPAが担っていましたが、社員の勤怠管理については自社で行っていました。ただ、そのときに使用していたツールの使い勝手が悪く、動作も重かったので不便でした。そこで、AZAPAから間接部門の業務を引き継ぐにあたっては、まずはこの勤怠管理の業務改善が必須でした。
勤怠管理の機能はもちろん、AZAPAと情報を共有するための利便性も考えると、AZAPAと同じくZACを導入するのが望ましいところではありました。しかしその頃の当社は社員数が20名程度で、会社や売上の規模を考えると、ZACほどのシステムを導入するコストメリットはありませんでした。
また案件管理面においても、当時はまだ配賦計算を伴う細かな原価管理をする必要がなく、勤怠管理と売上・請求管理、経費精算ができる機能があればよかったこと、そして「使い勝手がわかっているから」というAZAPAの意向もあり、ZACの姉妹製品であるReforma PSAを選んだという経緯があります。結果として、当社がやりたかったことに対してシステムの費用感も合っていたと思います。

会社の規模拡大に合わせて、Reforma PSAからZACへステップアップ

オロ:Reforma PSAからZACへのリプレイスを検討した理由を教えてください。
和泉様:Reforma PSAを導入した後も、システムで管理できない内容についてはExcelなどで個別に管理していました。特に年休管理について、当社では年休を一括付与ではなく入社日ごとに付与しているので、社員によって算出期間が異なっています。当時は個人の年休をデイリーで計算するような管理体制をとれていなかったこともあり、例えば社員から自分の年休が何日残っているか問い合わせがあっても、すぐに回答することが難しかったのです。そのせいで社員側にも不便をかけていましたし、管理部側としても負担に感じる部分が多くありました。
社員数が50人を超えたあたりで年休管理を手作業で行うことがかなり難しくなりました。それ以外にもReforma PSA外で管理していた経費管理などの業務もあわせて一元管理したいと考えるようになりました。
加えて、社長交代により対外的に営業範囲を広げていくという経営方針になったので、会社の規模もどんどん大きくなり、自社で原価管理を行う必要が生じてきたのですが、2017年当時はReforma PSAに原価配賦の機能がありませんでした。原価配賦が必要になったことを含めいろいろな面でReforma PSAでは管理が追いつかなくなったことから、ZACを導入することに決めたわけです。

ZACの原価配賦機能で利益予測を実現、取引先にもメリットあり

オロ:原価配賦を実施するようになったことで、どんなメリットが得られましたか?

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和泉様:案件に売上と原価が紐づくようになったことで経営判断がしやすくなったと思います。原価配賦を伴う案件別の詳細な損益管理が実現し、「このときは残業が多かった」「外注費が多かった」など、案件ごとの利益率とその要因分析がすぐ行えるようになったため、ある程度精度の高い利益予測が立てられるようになりました。また、例えば残業が多く、利益率が悪くなりつつある案件を発見して、すぐに対策を打てるようになった点は、当社内のメリットだけでなく、お客様にも喜ばれているように思います。
また、エンジニアが常駐している委託元の拠点が全国にあるのですが、各地のマネージャーが売上と原価という観点でスタッフを統率してくれるようになりました。現場の損益意識が高まったという点でも、自社でしっかりと案件別の原価計算を行うことの効果を感じています。

EPR導入は業務効率化だけでなく、社員の意識改善にも効果アリ

オロ:ZACの導入によって、どのような点が変わりましたか。
和泉様:ZACの導入を機に、直接費と間接費の管理方法が明確になったことは大きいですね。例えば工数や交通費などをZACの仕様に合わせて、案件に紐づけて直接費扱いとするのか、部門に紐づけて間接費扱いにするのかという社内ルールを決めたことで、経営陣が求める正しい原価管理が実現しました。ルールが定着するまでは3カ月ほどかかりましたが、現在ではしっかりと運用できています。
直接費と間接費が明確になったことによって、案件ごとの稼働状況や利益などがリアルタイムで確認できるようになり、データに基づく経営管理がより正確に行えるようになったと思います。また、負担になっていた年休管理や経費のワークフローなど、分散していた業務管理がZACに一元化されたことで、二重入力や転記などの業務の無駄がなくなり、作業効率もよくなりました。
また、ZACのような基幹業務システムを導入したこと自体が、マネージャーや社員の意識改善にもつながっているように感じています。勤怠や経費申請の締め日が明確になったことで、これまでルーズになりがちだった申請期限に対する意識が高まったように思います。まだZACを導入してから1年も経っていないので使いこなせていない部分もあるのですが、これまで約10日かかっていた月次の締めの処理が8日ほどに短縮されていますし、締め処理の忙しい時期でも1日あたりの残業時間が2時間ほど減っています。
労務管理面では、年休管理を手作業で行っていた部分がなくなったため格段に楽になりました。また、ZACでは個人が自分で年休の残数を確認できるので、労務担当への問い合わせもずいぶん減りましたね。
オロ:管理部としては、ほかにどのような点でZACを活用されていますか。
和泉様:当社では、会社全体では経常利益を、案件単位では粗利を重視していますが、ZACで出せる数字は粒度が細かい点も重宝していますね。案件別原価の確認などもそうですが、出力した経営データを財務会計システムに連携することも行っています。経営会議で報告する際には、それらのデータを活用して、KPIとしての各月の予実や売上高、経常利益、案件別の粗利などの数値を出しています。

原価管理への意識付けやシステムの理解度向上に社内SNSを活用

オロ:ZACの運用定着のためにどのような施策を行いましたか。
和泉様:まず導入時には、「どうしてZACでこの管理を行うことにしたのか」という、システム導入の背景や意義を説明しました。この導入時の周知が、社員にとって締め日を守る意識の向上にもつながっていると思います。
また、もともとReforma PSAを使っていたので、Reforma PSAとZACの違いや、直接業務と間接業務の概念の違いに焦点を当てたマニュアルを作成したほか、実際の入力画面を見てもらいながら入力方法を説明しました。運用が始まった当初は、日々の申請や登録などでさまざまなミスが発生しましたが、担当者が丁寧かつスピーディーに対応することで、少しずつ正しいデータ入力が定着しました。
管理部には入力に関する質問が来るのですが、同じような内容の質問が多いので、もともと社内で使用していたSNSツール上にZACの「質問部屋」を立ち上げまして、そこによくある質問とそれに対する回答を掲載しました。疑問や質問だけでなく有用なノウハウなども紹介し、社内で情報共有することで、管理部に寄せられる質問も減りました。また、質問部屋の存在が社内のコミュニケーション活性化に一役買っているようなところもあると思います。

親会社と同じシステムを使うことでスムーズな業務連携を実現

オロ:親会社のAZAPA様と同じ基幹業務システムを使うメリットについてはどうお考えでしょうか?
和泉様:ZAC導入にあたっては、AZAPAの環境をコピーしているので、特に問題なく導入することができました。運用方法で何か困ったことがあっても、AZAPAに聞けば解決できるところも助かっています。
親会社との情報のやりとりがスムーズな点もメリットですね。AZAPAと当社は連結決算を行っているため、月次や四半期ごとなどに数字の照らし合わせが発生しますが、同じシステムを利用しているので少ない時間で連携できています。
また、AZAPAは親会社であると同時に、重要な客先でもあります。データを打ち込めば受発注に関する書類をすぐに出力できるように整備しているので、業務上のやりとりをタイムリーに行えることも、双方がZACを導入しているメリットだと感じています。
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さらに事業を拡大していく中でも、ZACを業務管理に活用したい

オロ:今後の事業ビジョンと、ZAC活用の展望をお聞かせください。
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和泉様:現状はエンジニアリング事業をメイン事業としている関係で、お客様の開発のサポートが主な業務となっています。今後は製品化事業を中心に「まだ世にないアイディア」をカタチにし、当社の製品として「世に役立つもの」を作っていきたいと考えています。具体的には5年後を目指して、BtoCなりBtoBで実現していければと思っています。今後の事業によって、固定資産や、販売に関する管理費目も増えていきますので、そのあたりも管理していきたいですね。
オロ:ありがとうございました。

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AZAPAエンジニアリング株式会社 会社概要

事業概要:
AZAPAエンジニアリングは、自動車の制御開発を主軸に、製品開発・設計・評価・試作品製作に至るまでの製品開発を一貫して請け負うエンジニアリング企業です。エンジニアリング事業においては、クライアントの製品開発に寄り添い、モデルベース開発のリーディングカンパニーとして、スピーディーで品質の高いエンジニアリングサービスを提供します。また、製品化事業においては、アイディア構想から要件定義、製品設計、量産化設計に至るまで、我々の知識・経験・ネットワークをフル活用し、今までにない新しい価値を創造します。
所在地:
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-4-15 ORE錦二丁目ビル 3F
URL:
https://www.azapa-eng.co.jp/
設立:
2009年4月
社員数:
90名(2020年7月現在)
インタビュー協力:
事業統括部長 和泉 喬紘 様
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