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株式会社KSK ZAC導入事例

  • ソフトウェア受託開発業
  • 従業員数201名以上
  • 紙やExcelからの脱却
  • 情報の一元化
  • 自社システムの老朽化・保守切れ
  • 関東地方

働き方の質を高め、長時間労働を削減
「健康経営」実践企業のZAC活用術

"ZAC導入後、経理担当者の残業時間は4割以上削減されました。健康経営の実現に向けてZACが果たした貢献はかなり大きいと考えています。"
―代表取締役専務 管理本部長 牧野 信之 様

半導体設計、システム開発、ネットワークの構築・保守を行う株式会社KSKは、2017年2月、経済産業省と日本健康会議が共同で定める「健康経営優良法人2017(ホワイト500)」の1社に認定されました。同社は健康経営を実現するため様々な施策に取り組んできましたが、基幹システムにZAC Enterprise(以下、ZAC)を導入したことで得られた労働時間の削減効果は、健康経営の推進に大きな影響を与えたといいます。ZAC導入効果について、同社の代表取締役専務・牧野様、システム・設備統括室の角岡様にお話をうかがいました。

半導体開発、システム開発、ネットワーク構築の3事業を展開

株式会社KSK 牧野様
オロ:KSK様の事業内容を教えてください。
牧野様:私たちKSKは、半導体の設計開発を行うシステムコア事業、アプリケーションやシステムの開発を行うITソリューション事業、ネットワークの構築・保守・運用を行うネットワークサービス事業の3つのビジネスを展開しています。
KSKでは量から質への転換を図るため、事業戦略としての「CS向上」、仕組みとしての「人材育成」、企業風土としての「エンゲージメント」の3つを経営の基軸として位置づけ、エクセレントカンパニーを目指し将来にわたり継続的成長を実現することを基本戦略としています。またKSKでは2003年より「チーム制」を導入しており、平均して5名から6名でチームを構成しています。チーム制の理念は現場を強くすることでKSKの競争力を高めると同時に、ビジネスの実践を通して社員一人ひとりが自己実現を図ることです。当社のチーム制は、チームで行うことで生産性の向上を目指す「協働の場」、共通の目的を持つことにより社員同士が切磋琢磨する「成長の場」、自分の居場所としてのコミュニティである「帰属の場」の機能を持っており、これらの取り組みによってよいスパイラルを生み、「強い現場力」が実現できていると思います。

残業時間を4割以上削減!「健康経営」実践の背景にZACあり

オロ:KSK様は健康経営の実践が評価され「健康経営優良法人2017(ホワイト500)」の1社として認定されました。KSK様が健康経営に取り組まれたきっかけを教えてください。
牧野様:人間力である「心」、知識・技術・スキルである「技」、の人材育成を目指してきましたが、部門によっては平均最終退社時間が22時を超えるなど社員の健康管理についておろそかになっている面が多々ありました。企業として社員の健康増進に取り組むことは当然の義務と反省し、心・技に加え心身の健康である「体」がそろった三位一体の人づくりを目指し2014年にKSKグループとして「健康経営宣言」を掲げました。
最初の取り組み「全社禁煙宣言」では、1年後に喫煙者率0%を達成しました。その後も長時間労働を撲滅するための「8時だよ!全員帰ろう運動」や、業務改善により効率化を目指す「サクサク提案運動」など、健康経営を実現する様々な取り組みを展開してきました。その結果、管理本部の平均最終退社時間が2時間以上早くなるなど、健康経営の取り組みが実を結びつつあるものと考えています。
オロ:KSK様は「健康経営宣言」の翌年2015年にZACを導入されました。健康経営の実現にZACはどれだけ貢献していますでしょうか。
牧野様:基幹システムのリプレイスをただの入れ替え作業にするのではなく、業務プロセスの徹底的な見直し機会にしようという運動を行いました。その結果、ZACは健康経営のテーマの1つである「長時間勤務の撲滅」に大きく貢献してくれたと思います。ZAC導入後の経理業務に関していえば、本社経理担当の残業時間は4割以上削減されました。もちろんZAC以外の取り組みも成果に影響していますが、ZACが果たした貢献はかなり大きいと個人的には考えています。

導入から10年以上経過し、課題が山積していた旧基幹システム

株式会社KSK 角岡様
オロ:ZAC導入以前のシステムについて教えてください。
角岡様:旧システムは導入から10年以上経過していて、老朽化、陳腐化が課題となっていました。業務フローの見直しやシステム対応業務の拡大をしたくても、コスト・技術の両面で改修がほぼ不可能という状態でした。
プロジェクト原価管理にも課題が多く、以前はプロジェクト収支や仕掛原価を把握するため、旧システムからCSVデータを出力し、それをMicrosoft Accessに取り込み、そこからさらにExcel出力をして帳票を作成していました。この作業にかかる経理担当者の負担はとても大きなものでした。
その他にも、業務効率化、経営数値のスピーディな把握など、旧システムには様々な課題がありましたので、次期システムの要件として以下のものを定めました。
□ プロジェクト管理・プロジェクト原価管理に特化している
□ 管理職の業務効率化が実現できる(販売業務、購買業務、リソース管理の一元化)
□ 経理業務の効率化・月次決算の早期化
□ 制度改定や業務フロー見直しに柔軟に対応できる
□ アウトプット機能の充実(経営資料、見積書・請求書などの帳票類

ZACは「プロジェクト管理に強い、画期的な販売管理システム」

オロ:ZAC選定の決め手を教えてください。
牧野様:いくつかの製品を比較検討しましたが、当社が求める要件をトータルに満たしていたのがZACでした。選定では「カスタマイズが少なく済むか?」「他システムとの連携性は高いか?」も選定のポイントでしたが、ZACはその点もクリアしていたことが最終的な決め手になりました。
角岡様:私はZACを初めて見た時、「これは画期的な販売管理システムだ」と感じました。特にプロジェクト管理にはかなりの強みがあるシステムだと思いました。
オロ:具体的にZACのどの部分にプロジェクト管理の強みを感じましたか。
角岡様:ZACは他のシステムがなかなか持っていない案件の進捗ステータスを持っていました。[引合][見積][受注][売確(売上確定)]と案件進捗が細かく分かれており、必要なプロセスを経なければ次に進めない仕組みなので、今すべきタスクが明確になります。また、案件進捗は権限を持つユーザーでないと元に戻せないことも管理上のメリットになると思いました。
案件収支を見せる「利益計画画面」も印象的でした。案件の売上と原価を並べる画面は他のシステムにもありましたが、ZACはその見せ方が非常に工夫されていて、売上、原価、利益が一目瞭然になる仕組みでした。さらに、案件収支や見積書、請求書など、案件に関わる帳票をすべて出力できるのも他のシステムにはない特長だと思いました。

ZACなら、経営管理に必要な帳票がワンクリックで出力できる

KSK様 4つの導入効果
オロ:ZACの導入効果を教えてください。まず、プロジェクト原価管理の課題はどのように解決しましたか。
角岡様:先程申し上げたように、旧システム時代はAccess、Excelを駆使して「案件損益管理」という帳票を作成していましたが、ZAC導入後はこれがワンクリックで出力できるようになりました。この帳票は個別案件の仕掛原価や、各部門の売上・原価などの情報をまとめたもので、各部門のマネジメントや全社の経営管理にも利用される重要な帳票です。かつては経理担当者が毎月多くの時間を割いて作成していましたが、ZAC導入後は作成スピードが早くなり、集計のミスもなくなっています。これがタイムリーに得られるようになったことで、経営層も大きなメリットを感じていると思います。

引合から入金まで、一気通貫の案件管理により経理業務が効率化

オロ:経理業務の効率化 / 月次決算早期化についてはいかがですか。
牧野様:経理業務では売上や請求、入金に係る月次処理が効率化しています。ZACは案件ごとのステータスが明確に表示されるので、どの案件の売上処理、請求処理を行えばいいのかが経理側で把握しやすく、スピーディな月次処理ができる体制になりました。
また、ZACで案件の売上計上を行うと、売上金額は自動的に請求書に反映され、その後入金予定金額にも自動的に反映されます。案件管理のプロセスが引合から入金まで一気通貫になっており、1つ1つの処理が次のプロセスに自動的に連携していくので、これが月次決算の早期化や経理業務の時間削減に貢献していると思います。

契約形態、売上金額、利益率に応じて、稟議決裁のフローを自動化

オロ:その他にもZACの導入効果があれば教えてください。
牧野様:ZACによって内部統制もしっかりしたものになりました。旧システムにもワークフロー機能はありましたが、購買など一部業務をカバーしていなかったので、別のワークフローシステムを使い稟議決裁を行っていたのです。
ZACのワークフロー機能は、販売プロセス、購買プロセスどちらもカバーしていて、しかも見積から受注、発注、仕入、売上など、案件に関連するすべての承認を一元管理できます。案件の契約形態や売上金額、利益率に応じて誰を決裁者とするかもシステム管理者が細かく設定できるので、ユーザーは特に意識しなくても稟議規定に沿った正しい申請を自動的に行えるようになりました。内部統制は非常にうまく回っていると思います。

ZACは、業務品質の向上につながる「One Best」を実現するシステム

株式会社KSK 牧野様
オロ:総括として、KSK様の健康経営に対するZACの貢献についてあらためてうかがいたいと思います。
牧野様:ZACの導入は健康経営の推進にプラスになったと思います。これもやはりZACの特徴である「一元管理」によるところが大きいと思います。販売や購買などの業務処理から、データ、帳票、稟議決裁など、案件に関連するすべてを1つのシステム内に集約し、全社員が1つの画面、1つの操作で処理を行う。これにより業務が標準化し、手戻りやミスを削減することができました。
KSKでは風土改革の取り組みとして「5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」に取り組んでいます。当社では5Sを単なる美化運動ではなく、その神髄は「見える化」であると捉えており、5S活動を通じて徹底したムダの排除と問題点を顕在化して問題解決する体質づくりを進めています。この5S活動で大事にしている考え方が「ワンベスト(One Best)」というもので、この考え方とZACには親和性があると感じます。
業務に関するあらゆる事柄を1つのやり方、1つのサイズ、1つのファイル、1つの帳票に統一しようというのが「ワンベスト」です。標準形を定め、誰もが同じやり方で業務を行うことで、ミスがなくなる、品質が一定になる、改善案が出やすくなるというメリットがあります。システムに関しても同じことが言えて、1つのシステム、1つの画面、1つのやり方で業務を行い、その結果であるデータも1箇所に管理することで「ワンベスト」の効果が得られるのです。
1つの案件に関連する販売、購買などの業務を一元管理でき、見積から入金まですべてのプロセスを一気通貫で管理できるZACは、「ワンベスト」を実現に導くシステムではないかと思います。
オロ:本日はありがとうございました。

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ZACはIT、クリエイティブ、コンサル業をはじめとした知的サービス業を中心に950社を超える企業様に導入いただいています。
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株式会社KSK 会社概要

事業概要:
1974年の創立以来、経済や技術革新の急速な進化・発展に対応しながら、 ITのトータルソリューションパートナーとして邁進してきました。IT機器のLSI開発、組込みソフトウェア開発、各種アプリケーション開発、ネットワークの構築・保守など、高度情報化社会に欠かせない各種インフラ整備の一翼を担っています。
所在地:
東京都稲城市百村1625番地2
URL:
https://www.ksk.co.jp
設立:
1974年5月
社員数:
1,756名(2017年3月現在)
インタビュー協力:
代表取締役専務 管理本部長 牧野 信之 様
管理本部 システム・設備統括室 スペシャリスト 角岡 祐治 様

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