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ERP講座 第11回

2層ERPモデルを活用すべき企業とは

2層ERPについての振り返り

第10回では2層ERPモデルの概要とメリットについて説明をしました。今回はその続編となりますので、まずは改めて2層ERPモデルについて振り返りたいと思います。

2層ERPモデルとは、企業グループの本社で稼働しているERPを「コアERP」と位置付け、企業グループの海外拠点や子会社においては、それぞれのビジネスニーズに合致したERPを選定・導入し、コアERPとのデータ連携を図るERPの導入方式です。

2層ERPモデルには、事業や商習慣の異なる拠点ごとに最適なERPを選定できるという機能面のメリットに加え、コアERPとのデータ連携が可能であれば2層目のERPにローコストなソリューションを選定できるというコスト面のメリットがあります。(詳しい解説は『第10回 2層ERPとは?』をご覧ください。)

国内中規模企業でも活用できる2層ERPモデル

一般的には多国籍企業や大企業グループを中心に採用されている2層ERPモデルですが、このモデルは国内に展開する中規模の企業グループにおいても活用できる考え方です。

多国籍企業の場合では、「本国オフィス=コアERP/各国現地法人=2層目ERP」という2層ERP導入モデルでしたが、国内展開の企業グループにおいては「親会社=コアERP/子会社・関連会社=2層目ERP」というERP導入が考えられます。つまりダウンサイズされた2層ERPモデルとなります。

ITの目覚ましい発展により、近年では企業規模や、業種・業態に特化した財務会計システムやERPパッケージが数多く開発・販売されています。またその中には、2層ERPモデルにとって相性のよいクラウド型を採用しているシステムも数多く見られ、おそらく今後もますます増えることが予想されます。

このような背景から、今後は国内展開の企業グループにおいて「グループ全社の業務を同一システムで管理する」 という考え方から、「グループ各社の業務にフィットする最適なシステムを採用し、コアERPとシステム間連携を行う。」という、2層ERPモデルの採用にトレンドがシフトしていくのではないでしょうか。

2層ERPモデルを採用すべき企業とは

2層ERPモデルの採用が効果的な企業グループとしては、グループ内にビジネスの内容や業務フロー、経営管理指標が大きく異なる関連企業を抱えているような企業があげられます。

例えば、企業グループ内で卸・小売のような商社系の事業会社と、システム開発のような制作・開発系の事業会社が存在するグループがこれにあたります。商社系事業では業務を遂行する上で詳細な在庫管理やサプライチェーンマネジメントが非常に重要となりますが、制作・開発系事業では、プロジェクト管理や従業員の工数管理、生産性分析が重要となります。そのため業務システムに求められる機能も当然異なってくるのです。

上記のようなケースの場合、グループ全体で統一のシステムを導入してしまうと特定の企業における業務負担が極端に増加したり、生産性の低下、経営管理の非効率化等へとつながる危険性があります。このようなリスクを回避する方法として、2層ERPモデルの採用は極めて効果的な手段となるのです。

2層ERPモデル構築を支援する「ZAC」のご紹介

本コラムのまとめとして、クラウドERPを活用した、国内企業グループにおける2層ERPモデルの導入事例をご紹介させていただきます。

前回コラムでもご紹介をしましたが、近年2層ERPモデルが注目されている背景には、従来のオンプレミス型ERPに比べ、低コスト・短納期での導入が可能なクラウドERPが急速に進化・発展している点があげられます。クラウドERPはサーバ購入やITスタッフの雇用といったコストがかからず、ビジネスの進展、組織の成長にあわせて、スケーラブルに機能拡張やパフォーマンスの増強を柔軟行うことできるため、2層目のERPとしては最適な選択と言えます。

オロが提供する「ZAC」は2層ERPモデル構築に必要な要素の揃ったクラウドERPとして、組織の2層ERPモデル構築を支援しています。ZACはクラウドで提供されるため低コスト・短期間での導入が可能となり、柔軟な機能設計により導入企業それぞれの事業や業務フローにマッチしたシステム環境を構築することが可能です。また、財務会計システム、給与システム等、各種システムとのデータ連携機能も搭載されているため、親会社が持つコアERPとの親和性も高いソリューションです。

下記事例は、親会社の指定する会計システム=コアERPに対して、自社の業態にフィットするZACを2層ERPとして導入し、データ連携をはかることで最適なシステム構築を実現した2層ERPモデルの成功事例です。

ZACを活用した2層ERPモデルの構築事例

グループ会計とZACで2層ERPモデルを構築
株式会社デジタル・メディア・ラボ ZAC導入事例インタビュー抜粋

インタビュー協力:管理部部長 赤嶺 弘晃 様

オロ: ZACを選定していただいた理由を教えて下さい。
赤嶺様:ZAC以外のERPシステムも数社お話をお伺いしたんですが、ZACだけがクラウド型のERPだったのがひとつポイントでしたね。サーバの構築・管理を自分たちでしないといけないので、うちだと管理にそこまで手間をかけられないので・・・。クラウドであれば、自社で管理もしなくていいし、ブラウザ経由で利用できるのでいいかなと思いました。

また、弊社が東証一部上場の加賀電子グループのグループ会社なので親会社である加賀電子のグループ会計システムを使っており、最初はその会計システムの拡張で製造原価管理できないか検討したものの、プロジェクト別の原価計算なんてとてもできないと・・。親会社のシステムは商社系システムで制作会社向けじゃないので、仕掛品といってもモノとしての在庫的な意味合いなのでどうもマッチしませんでした。
導入費用が他社のERPや、親会社本体が利用しているシステムより、圧倒的に安かったのも大きいです。

もう一つポイントだったのは、グループ会計システムとインターフェース連携が容易だった点ですね。
先ほども言った通り会計システムは親会社から決められたものがあり変えられないので、そういう意味でZACがいろいろな会計システムと連携できる点は良かったですね。

株式会社デジタル・メディア・ラボ導入事例の記事全文を見る。

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